死別後、子育てに手をかけなかった結果 | 35歳で夫と死別。死別カウンセラー今田真祐美の死別の苦しさから立ち直る心の処方せん

35歳で夫と死別。死別カウンセラー今田真祐美の死別の苦しさから立ち直る心の処方せん

35歳の時に夫と突然の死別。
その時子供の年齢は3歳と0歳でした。
自分を見つめながら、もがきながら見つけた、死別しても前向きで幸せになれるヒントを毎日発信しています。
死別シングルマザー当事者として、死別シングルマザーカウンセラーとして活動しています。

 

 初めての保護者会


なんとなく死別後の子育てのことを思い返していたところに、今日長男の保護者会がありました。

体育祭は来なくていいと断られてしまったので、入学式以来の学校でした。

学校のことを多くは語らない長男なので、高校に行く様子がわからない中、やや緊張して臨みました。

 

学級懇親会という名目の、定番の子供紹介。

 

楽しく通っていると話す親御さんが多かったので、きっと息子も楽しく通っているのかなと安心して、私の順番が回ってきました。

私が息子のことを紹介した後、担任の先生からかけてもらった言葉は

 

「長男くん、クラスのアイドルです!」

 

でした。

私は驚きましたが、そう言っていただけることは本当に感謝。

 

振り返ると、パパが亡くなった後の長男はいつも不安そうで、人の輪に入れず、外から様子を伺ってばかりいる子でした。

 

私自身もその頃、人と関わることがすごくストレスで、息子を積極的に手助けすることもしてあげられませんでした。

 

小学校の2年生の時、息子はいじめに遭っていました。

それでも息子は淡々と学校には通ってくれていました。

 

1年生の時の担任の先生が話を学校長まで上げてくれて、いじめ自体は解決しましたが、長男の不安は取り除くことはできませんでした。

 

しかし、小学校3年生の時に素敵な担任の先生に出会い、そこから「人生を楽しむ」ことを、していいんだと自分に許可を下すことができました。

担任の先生が大雪の日に授業をサボって一緒に雪で思いっきり遊んでくれたのがきっかけです。

 

そこから、彼は友達も大切にするけれど、自分一人の時間も大いにに楽しむようになりました。

それで精神的にとても強くなったような気がします。

 

 3歳でパパを亡くした長男

パパのことがあったからか、長男は割と人に対する優しさを持っています。

クラスメイトの死を経験したこともありましたが、その時も大きく動揺することもなくその子と一緒に生きた時間を考えたり、親御さんのへ思いを馳せるようなことを語っていました。

パパとの死別経験で、死に対する免疫みたいなものがついているように思いました。

 

それと、ムードメーカーになる彼は、やっぱりパパの子なんだなと思いました。

 

パパはいつも友達を笑顔にさせて和ませていましたし、友達のつながりをとても大切にしていました。

息子の中にパパがいて、パパの良いところをちゃんと持っているんだと思いました。

 

「アイドル」なんて言われて、親としては照れくさい反面、正直とても嬉しかったです。

 

頑張ってきてよかったと思えた瞬間でした。

片親だからとか、気にしなくてもいいし、うまくいかないことをそのせいにばかりしてこなくてよかったなと自分を一つ肯定できる経験になりました。

 

そしてなんだか、また一歩私から離れて大人になったような気がした1日でした。

 

 

 

 

 

 

 

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