死別シングルマザーがドラマ「366日」を観て思う事 | 死別の苦しさから立ち直る心の処方せん

死別の苦しさから立ち直る心の処方せん

35歳の時に夫と突然の死別。
その時子供の年齢は3歳と0歳でした。
自分を見つめながら、もがきながら見つけた、死別しても前向きで幸せになれるヒントを毎日発信しています。
死別シングルマザー当事者として、死別シングルマザーカウンセラーとして活動しています。

 

 ドラマ「366日」

 

ドラマ366日を毎週見て毎週泣いています。

 

眞栄田郷敦さんのきれいなお顔を拝めるだけでも幸せですが、とても切なくなるドラマ。

 

「明日どうなるか分からないのが人生」だから、自分に素直になって生きる事の尊さみたいなものを毎回感じます。

 

12年間お互い想いを寄せていた二人が付き合い始めた矢先、最初のデートで彼は事故に遭い、意識不明状態。

それが戻ったかと思ったら、記憶障害。

記憶が戻っていく過程で自分との記憶だけが戻らない・・これだけですでに切ないです。

 

今までドラマと観ていても、「どうせドラマでしょ」とやや冷静な見方をしていました。

しかし、夫との死別を経験したり、たくさんの死別シングルマザーさんとお話を聞かせて頂いて、ドラマが特別という想いが無くなりました。

世の中はドラマチックだらけだから。

 

だから、感情移入がより深くできて、感動するのかも知れません。

それをリアルに感じることができるから、今の生活に活かすことができます。

 

 ネガティブな出来事は勇気になる

ドラマでは、大切な人が意識を取り戻すことができました。

私の場合は、夫は還ることなく亡くなりました。

 

でも、夫が意識不明の状態で戻ってきたら?とか、むしろ戻ることなく今も彼が帰ってくることを願う生活をしていたら?と仮定をし、想像をたくさんしました。

しかし、私には今この現実が全てだから、それを私にとってのベストで、良かったんだと言い聞かせて前に進んで来ました。

 

そう思えば、「この人生で良かったと思える人生にする!」と腹が決まってきます。

 

ドラマの中でも、愛した人の言葉を思い出して、それを勇気に変えて諦めていた人生を挑戦する人生に変えてくヒロイン(広瀬アリスさん)が描かれています。

 

毎日がものすごく尊いのだと気が付くと、日々の「当たり前」なんて無いと気が付きます。

なんとなく過ごしていた毎日が実は素晴らしいと、一見ネガティブな出来事を経験することで気づきに変えてくれますね。

 

 なかなか変わるのは難しい

とはいうものの、自分の性格とか思考の癖は変えることは難しい。

 

ヒロインの明日香は、遠慮がちな性格。

前回の7話でも、自分の誕生日に仕事を入れてしまった彼にショックを受けるものの、黙って自分の気持ちを伝えませんでした。

 

結局それが彼に分かり、心を開いていく訳ですが、人の根本的な思考の癖は変えることは難しいことを表していて、そこもリアリティ溢れているなぁと思いました。

 

その思考の癖を否定せず、自分を受け入れそれとうまく付き合いつつ、少しずつ難しいと思っていることをやってみると、肩の力が抜けて楽になっていきます。

 

このドラマでは「来年の誕生日は一緒にケーキを食べたい。ショートケーキも良いけどタルトも良いなぁ」と明日香はどちらか一つを選ぼうとしていましたが、彼に誘導されて「どっちも食べる」と言っていました。

日々の挑戦っていうのは、大それたことではなく、そのくらいの挑戦からでいいのです。

 

 

とても勇気のもらえるドラマで、お勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演会やりました!

視聴ご希望の方はこちらから

 

 

公式LINEのお友達はこちらからお願いします。

お友達登録した方には、「死別の心を癒すワーク」をプレゼントしています。

友だち追加