「古民家でかき氷を食べよう」というイベントに行ってきました。



年季の入った畳

風鈴

縁側

灯籠の飾り

セミの声


日本のノスタルジーがすべて詰め込まれたような空間。もちろんエアコンもありません。本来の日本の夏の姿なのでしょうが、タイムスリップ感が半端なかったです。


小学生の息子に「ザ・日本の夏」を体験させてあげられたのはよかったとは思う。今どきは、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行ったって、エアコンのきいた部屋が用意されているものね。夏に窓を開けて過ごす、なんてことも少なくなってきたご時世、気がついたら風鈴の音を一回も聞かないまま夏が終わったりもする。

ただね、エアコンに慣れてしまった身には、かき氷のためとはいえ昔ながらの「ザ・日本の夏」はちょっと辛くて、「早く文明社会に戻りたい」と弱音を吐きそうになりながら、必死でかき氷で涼を取り続けるのでありました。

当たり前だったはずの風景が「過去の遺物」「ノスタルジー」に変わってしまうのはいかがなものか、とは思う。とは言え、エアコンのない古民家で生活しろと言われたら「ムリ」と思ってしまう私。

これでいいのか私。
これでいいのか日本。