敬愛する山崎豊子先生の最新作’運命の人’を読み終わり、その感動が冷めきらぬうちに、彼が買ってきてくれた先生の

対談本を読んでいます得意げ

面白くて、もったいないので一気に読めず(せこい。。あせる)、毎晩寝る前の楽しみですが、涙と怒りで心が震えて眠れなくなります

高校生のころに読んだ、パールバックの’大地’

大好きな作品で、その頃から清王朝~文革の中国の流れが知りたくて知りたくて読み漁りました

山崎先生の’大地の子’まで行き当り、もうこれ以上の作品は出てこないと思い、私の中で止まっています

でも、山崎先生も、パールバックの大地が愛読書だったそうで、またまた嬉しくなりました音譜

二つの祖国、不毛地帯、で戦争責任、東京裁判、を紐解くうちに、何度考えても、天皇をその場に引っ張れなかった事は間違いだった気がします。

日本人の中で常に神の様に存在した天皇家

無宗教と言われつつ、神道はDNAに受け継がれているし、ラマ教生神様に共通項がある心理です

絶対にして犯すべきでは無い聖域

それでも、天皇として3種の神器を頂く以上、存在としてではなく、権力を行使できる現人神として、十分に戦争責任は取るべきだったと思われます

知らぬでは済まないし、戦時下、軍服を着て、二重橋を白馬で闊歩する天皇の写真は目に焼き付いています

日本人を捨てた関東軍にしてももっと裁かれるべきだし、矛盾だらけですね

命を道具のように使われて、特攻隊で消えて行った若者たち、敗戦国の痛みをおしつけられた沖縄の方たち(琉球王国の歴史、その高い文化水準を知れば知るほど)大和に滅ぼされて切り捨てられたような惨い状態、象徴として、日本人の中に在る天皇の存在だからこそ、象徴として、出来る事をなすべきだったと思います

私たちが負っていかなければならない多くの過去の遺産

山崎先生のように、ご自身の経験を、怒りをエネルギーとして、あれだけの事実と人間愛に満ちた作品を書かれる方のお陰で

私たちはその負の遺産に少しプラス要素を貰える気がします

まず知る事、そして成すべき事を、出来る事を考える事

それが今後の日本人としての尊厳にも関わってくるのではないでしょうか

何だか熱い語りになりました。。。