こんにちは。あっという間に8月もあと数日で終わりになりました。

 

厳しい暑さが続いていますが、9月になると夏も終わりだな・・・と感じます。ちょっと寂しくもありますね。

 

さて、今日は素敵な本の紹介です。

 

NHKの元スポーツアナウンサーで解説委員をされていた刈屋富士雄さんから、新刊のご著書をいただきました。

 

刈屋さんには、私がNHK BS1のワールドニュースキャスターを務めていた時に、色々助言をいただくなど大変お世話になりました。

 

夏冬合わせて8回のオリンピックの中継で名言を生み、レジェンドアナと言われた刈屋さん。ページを読み進め、頭の中はオリンピックの名場面と名中継が次々に思い出されました。

 

第1部は、「私のオリンピック見聞録」、第2部は「東京に栄光の橋を架けるために」で構成されています。第1部のオリンピック秘話は、様々なエピソードが満載です!

 

例えば、「栄光への架け橋だ」の言葉が生まれた背景や、トリノオリンピックで金メダルをとった荒川静香選手の心の置き方を変えた話など、アスリートたちの様々なエピソードに、時に涙腺が緩みながらページを読み進めました。

 

第2部は、2020東京オリンピックへの失望と期待や、日本スポーツ界の今について書かれています。

 

刈屋さんがスポーツ実況を気をつけていたことも、「伝える」ために大事なことは何か参考になりました。

 

「今こそ栄光の架け橋を〜それでもオリンピックは素晴らしい!」(海竜社)

 

 

 

直筆のサインも!感激です。

 

 

2020東京オリンピックは、2021年に延期され揺れ動いています。

 

2021年7月23日開幕と開催を早く決め過ぎたのではないか、オリンピック改革を議論するきっかけを失ったのではないかというメッセージも心に響きました。

 

東京オリンピック2020は、全身全霊で競技に取り組む選手たちは、きっと若い人たちに夢を見せてくれるしょう!この本を読んで、規模を縮小しても、必ず開催してほしいと強く思いました。

 

オリンピックへの熱い思いを綴った刈屋さんのエッセイ、ぜひ多くの方に読んで欲しいと思います。