きょうも、冬に舞い戻ったかのような寒さです。
栃木や関東北部でも積雪があったようで、
こんなことはこれまでなかったという声が相次いでいますね
なんとも異常気象だと思わざるを得ません

寒さにめげず、きょうも元気に過ごしましょうね

さて、イオンクレジットサービスがカード会員向けに発行している
mom5月号(VOL.229)にて
デザイナーの永澤陽一さんと
日本環境設計株式会社代表取締役の岩元美智彦さんとの
対談が掲載されました。



永澤さんは、私が活動しているNPOのイベントのゲストとして
出演してくださったご縁ですが、実に7年ぶりの再会です。

当時は、ウェブサイトで、
クールビズコンテストを開催し、その審査委員長を
務めていただきました。
またイベント会場でも、エコとファッションをテーマに掲げ、
いろいろお話を伺いました。

社会の動きに常にアンテナを張っている永澤さんは、
7年前の時点で、世の中はきっと装飾的なものから
もっとシンプルでエコロジーを志向する流れになると
話されていたのが今も印象に残っています。

実際、その通りになりました

現在、永澤さんは、「SELF+SERVICE」というブランドを
イオングループで展開していますが、
販売した衣料品の回収を行い、リサイクル、
リユースさせる仕組みを作り、「FUKU -FUKUプロジェクト」
(回収した衣料品をバイオ燃料などに再生する繊維製品の
リサイクルモデル事業)に参画されています。

その事務局を務めているのが、岩元さんの会社です。
岩元さんが、ふとひらめいた古着をなんとかバイオ燃料に
リサイクルできないかというアイディアが実現したのでした

すでに使用済み綿繊維製品から
バイオエタノールを生産する技術を確立し、
昨年からは、バイオエタノール実証プラントにて
実証実験をスタートしているそうです。
今年中には、バイオエタノール商用プラントが稼働する予定で、
奔走する毎日とのこと

現在、国内の繊維製品の廃棄物量は、約200万トン。
そのうち衣料が占める割合は、なんと120万トン

しかし、残念なことに廃棄される衣料のうち
リサイクルされるのは、わずか14%で、
ほとんどが廃棄されているのが現実です。

しかし、古着の綿のリサイクルが進めば、
Tシャツ1トンあたりに718リットルのバイオエタノールが
製造できるのです。

バイオ燃料は、今、世界的に注目されていますが、
廃棄される古着からエタノールをつくることができれば
ごみを減らし、温室効果ガスの排出量も減らせるのです。

一石二鳥ですね
この技術について岩元さんにお話を伺いながら、
私もとても興奮しました

古着から資源つくりに協力したいという方は
ぜひこちらをご覧ください

衣類をエネルギーに変える 日本環境設計

発想から何かを生み出す人間の英知を
改めて感じますね