おはようございま~す

今朝のNHK「おはよう日本」で、
農業に地中熱を利用する実証実験について
取り上げていたのですが、
これからの可能性を大きく秘めたものでしたので
わくわくしました
仕事に出かける前に、ちょっと更新。

山梨県甲斐市で、地中熱を利用したものと
灯油ボイラーを利用したビニールハウス2棟で
トマトを育てる実証実験をしているのですが、
地中熱を利用したほうが、
トマトの茎が2倍に成長し、
光熱費は、半分に削減され、
CO2の排出も65%削減されるという結果が出たそうです。

これは地下の温度は、年間を通して
10度~15度に保たれるなど、
外気に比べてずっと安定していますが、
その熱を地中に埋められたパイプに
水を循環させることで、ハウスで使用するものです。
またトマトの根元が常に温かいことも
成長を促しているとのこと。

課題は、地中に100メートルの穴を掘る費用が高いなど、
初期投資の費用ですが、
これも掘削機械の改良などで、
ずいぶんコストも改善されつつあるようです。
今は農林水産省の補助金で支援された事業ですが
国土交通省も今後の見通しによっては
支援を検討しているようです。

日本では新エネルギーについては、発電分野に比べると
熱利用分野が遅れているといわれていますが、
農業に利用するこの実証実験は
実用化に向けて発展していくことが期待できそうです。
とても楽しみです