きょうは皆既日食。
各地で日食が見られました。
日本では46年ぶりに見られるとあって
終日このニュースで沸いています。

ダイヤモンドリングの実物を見た方々、いいですね!
きっと感動で胸がいっぱいになるんでしょうね。
東京では部分日食が厚い雲の切れ間に
垣間見られたようですが、
私はその瞬間を逃してしまい、残念。
もっぱらテレビでの観賞です
次は26年後・・・

さて、話は変わって、
スコットランドの再生可能エネルギーについて。
昨日、ジョン・スウィニー財務大臣兼持続的成長担当大臣が来日し
講演とタウンミーティングがあり、参加しました。

今後10年間にスコットランドでは
風・波・海流・潮流等の海洋エネルギーを活用した
再生可能エネルギーを大規模に導入し、
国の政策として2020年までに再生可能エネルギーのシェアを
飛躍的に増やす計画で、
実に50%というヨーロッパでも高い再生可能エネルギーの
発電目標を掲げています。

中でも私が関心をもったのは
海の運動エネルギーを利用した波力発電です。
波力発電は、ヨーロッパを中心に世界的にブームになっていて、
現在世界では約100の波力発電に
関する研究プロジェクトが進んでいるといわれます。

スコットランドのアイレー島には
振動水柱型の沿岸固定式波浪発電装置LIMPETが設置され、
500kWの世界初の産業用発電を行い話題になっています。
(1基で約400世帯分の電力を供給)

波力発電は、日本でも石油ショック以降研究が進められ、
当時その技術は世界をリードしていたそうですが、
エネルギー危機が緩和するにつれ、
現在に至るまで開発は低調になってしまいました。

島国の日本は海洋エネルギーに恵まれているのに
もったい話ですよね。
スコットランドの事例が参考になるようにも思いました。

調べてみると、日本で唯一の海洋エネルギー研究機関である
佐賀大学海洋エネルギー研究センター
2005年から波力発電に関する研究を再スタートさせたそうです。

コストが相当にかかるという課題はありますが、
資源が無尽蔵にある海洋エネルギー開発にも
これからの時代、注目したいですね。


LIMPET℗Wavegen