猛暑から一転、雨の朝となりました
でも、気温も少し下がり、
外気が体にはやさしく感じられました。

きょうは、横浜で開催された
新エネルギー・産業技術総合開発機構主催の
平成20年度「太陽光発電技術開発及び関連事業」成果報告会へ
行ってきました。

限られた時間の中での研究成果の発表でしたので、
プレゼンテーションも密度濃く、
駆け足で紹介されましたが、
太陽光発電の開発が急速に進んでいることがわかりました。
400名ほどの収容する会場も、朝から満席で活気にあふれています。

太陽光発電は2050年までに
温室効果ガスの排出量を半減させることに寄与すると
期待が集まっていますが、
大規模に導入するためには、革新的技術の開発により
性能と経済性を大幅に向上させる必要があるため、
「革新的太陽光発電技術研究開発」が進められています。

東京大学グループは
『ポストシリコン超高効率太陽電池の研究開発』に携わり、
私が日頃ご指導いただいている瀬川教授は
『ハイブリッド素材による超効率多接合太陽電池の研究開発』での
新日本石油(株)、大阪大学、兵庫県立大学との共同開発における
チームリーダーです。

報告会最後の
「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」では
2050年をも視野に入れた太陽光発電の技術開発戦略として、
国内だけに限らず、世界に対して
日本の太陽光発電システムを供給する姿を示すとしています。

2004年頃は日本の太陽電池の世界的シェアは半分ほどでしたが
今では20%程度と国際競争力を落としています。
これからぐっと巻き返しを図るべく、
総力を挙げて国、企業、大学の連携のもと
世界一のシェアを目指して、
太陽光発電の開発が進むことを大いに期待したいですね。