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ミヤビが高校卒業した当時、
類は友を呼ぶのか…同じ高校以外でも浪人が決まったお仲間で溢れていました
そして、母が見聞きした限りでは、高校偏差値65〜70前後の理系男子の苦戦が目立っていたような気がしています。
ちなみに中学偏差値は「中学受験している子だけの数値」です。
一方で、高校偏差値は「上から下までほぼ全員が受験する数値」と母集団が違うため、中受より高く出ます。
そして、大学受験もまた、「一般選抜受験者の数値」であるため、高校偏差値とイコールとは言えません
7割が推薦・総合型になれば3割で形成される数値であり、枠が少なくなるほど滑り止めにできるくらい余裕がないと合格できなくなるわけです。
ですから、最近では、
「大学受験の合格平均は、
高校偏差値のマイナス10」
なんて言われたりしていますね…
ということは、高校偏差値65〜70前後が一般枠で合格できる平均は、55〜60前後の大学ということになります。
一般枠が狭まった今、どの辺りの大学となるのでしょうか
私立工学部を例にして、河合塾入試難易度の最新版を調べてみました。
(学科の詳細は割愛いたします。また、英語検定等活用入試型も除きます)
偏差値55〜57.4(五十音順)
青山学院(理工)、工学院(工・建築・情報など)、芝浦工大(機械、応用化学、システムなど)、成蹊(理工)、玉川(工)、中央(理工)、東京電機大(システム)、東京都市大(建築デザイン)、東京理科大(工、先進工、創域理工)、法政(理工、情報など)
偏差値57.5〜59.9 (五十音順)
青山学院(理工)、工学院(工・建築・情報など)、芝浦工大(工、建築)、中央(理工)、東京都市大(情報工)、東京理科大(工、先進工、創域理工)、法政(理工、デザイン工、生命科学など)、明治(理工)
偏差値60〜62.4 (五十音順)
工学院(建築)、芝浦工大(工、建築)、東京理科大(工、先進理工など)、法政(デザイン工、生命科学、情報)、明治(理工)
コロナの影響で付属校からの内部進学や提携校の推薦が拡大し、理系にも一般枠縮小の波は来ています。
浪人しても大して成績は伸びず
「これなら、推薦を取っておけば良かった」
と言う方もいらっしゃいました。
我が子の場合は高校の評定が低すぎて他の入試制度を考えられるレベルになかったのですが、全落ちの現実を事前に知っていたら高校時代の過ごし方は変わっていたかもしれません
あ…これは母の妄想であって、それでも変わらなかったような気もしますけれどね
データや数値は一般論であり、ミヤビの例というわけではありませんのでご了承ください。