理:まーなか!行こ!
愛:うん!行こ!理佐!
今、私はすごく幸せ。なんでかって?私の隣でいっつも笑顔でいる愛佳がいるから。愛佳は私の彼女。二年前から付き合っている時々ツンデレだけどすごく優しい子。でも最初はこんな関係になるなんて思ってもいなかった。だって私は…
.................2年前
理: …て…や…め…て…
『なんか言ってたー??聞こえなかったんだけどwwwwうち最近耳遠いんだよねw難聴気味〜w』
『なんも言ってないよ〜。聞き間違いじゃない?まあもっとやろうよ、スッキリするしw誰も見てないしさw』
そう、高校1年の時、私はある1軍のグループの子達にいじめられていた。その理由は私がこのグループの子達よりも勉強ができたから。たったそれだけでこんな目にあっている。私はただ志望校に行くために前から準備して勉強してただけなのに…先生に何度も助けを求めようとした。でもそれをしようとするとあの人たちに言われたことを思い出すんだ。
『おい、もしこのこと先生とか親に言ったのがバレたらあんたのこと今よりもひどくやるよ?』
こんなふうに言われてるから誰にも助けを求められないんだ。クラスにも仲のいい子なんていない。みんなあのグループの子達に何か言われてるのだろう。もうすぐにでも死んでしまいたいと思った。でもそれはできない。だって私の親は…政治家だから。そんなことをしたら親の名に泥を塗ることになる。だからできない。ひたすらいじめに耐えて何か言われても階段から滑ったとか何かしら言い訳を付けて逃れていた。
その時は先が真っ暗で誰も助けてくれない、そう思っていた。でもその時に来てくれたんだ。。
?:ねえ、なにやってんの?
『あ?お前には…って、し、志田さん!?なんで志田さんがここに…』
志:だってあんたらがいつもここからニコニコしながら帰ってくんの見てたから。絶対何かあるって思ってきたらお前らいじめなんかやってたの?
『い、いや、これは違くて…あの…ねえ?渡邊さん?』
理: …
『おい!なんか言えよ!』
バコ
思いっきりお腹を蹴られて鈍い痛みが走る。
志:ふーん、こうやってやってたんだ。よくそんなことできるね。先生呼んでくるわ。
『待って、それだけはしないで…』
志:は?何言ってんの?お前らがしてることわかってんのかよ。
『だって、だってこいつが!』
志:だってなんだよ。
『うちらよりもいい成績とるから…』
志:は?お前らだったそれだけでこんな酷いことしてたのかよ。
『そんなことって…だってこいつがうちらよりもいい点数取ることが許せなくて…』
志:お前ら、今いくつだよ。小学生か?そんなこと小学生の低学年がやることだ。そんなんも教えられずに生きてきたとかほんとお前らかわいそうな人達だな。
『な…』
志:言い返したいならお前らも渡邊よりもいい点数取れば?まあ無理だろうけど。
『もういい。今日はこれで許してやるよ。』
志:大丈夫?渡邊さんだっけ?
理:あ、ありがとうございます…
志:ううん。大丈夫。保健室、行こ?
理:ありがとうございます…
志:せんせーい。あ、いないのかー。まあ手当するからここ座ってて。
そう言って志田さんとかいう子は私の怪我したところの手当をしてくれた。
理:何から何までありがとうございます…それと、すいません…迷惑かけちゃって…
志:?誰が迷惑かけたって言った?うち、そんなこと一言も言ってないよ。うちが好きでやったことだから。
理:ありがとうございます…この恩何かしらの形で返します。あとは自分で帰れるので、ありがとうございました。
そう言って私は保健室から出て家へ帰った。この時はなんとも思ってなかった。ただただ親切な人としか…