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May Shaksi♣︎Project Aryana

MayUmaAve(मेई उमा अवे)公式ブログです
長編ファンタジー作家。神話研究家。
アーリヤーナ神謡集の製作余話や用語解説など、徒然に。

本日も閲覧頂きありがとうございます。なんとか今日中に続きをupできました〜ヾ(*´∀`*)ノガンバッタ


さて、このシュローカ↓↓↓の続きです。

ॐ गुरुर्ब्रह्मा गुरुर्विष्णुर्गुरुर्देवो महेश्वरः|
om gururbrafmaa gururvisnur gururdevo maheshvarah
(先生はブラフマー神であり、ヴィシヌ神であり、宇宙の法則を司る存在、偉大なるシヴァ神でもあります)

गुरुःसाक्षात् परं ब्रह्म तस्मै श्रीगुरवे नमः॥
gurusaaksaat para brafma tasmai sriigurave namaha
(先生そのものが至高の宇宙原理ブラフマンであり、その栄光ある先生に私は敬意を表します)


早速、このお祈りに登場する三大神さま達をご紹介したいと思います(人´∀`*)

◎創造神ブラフマーब्रह्माः
宇宙原理ブラフマンब्रह्मःを神格化した神さまで、仏教の梵天さま。前出のサラスヴァティー女神の旦那さまでもあります。


四面四臂の青年あるいは白髯をたくわえた初老の賢者の姿で描かれ、持物はヴェーダ経典と水瓶、笏、数珠。ハムサ鳥という白鳥に似た美しい鳥に乗っていることもあります。四面は4つのヴェーダ経典を表しているのだとか。

また、元々は五面であったがルドラと争った時に切り落とされ、四面になったという神話もあり、このブラフマー殺しは赦されず、三大神といえどルドラには罰が課せられています。


その壮大で抽象的な神格+婆羅門の長的性格ゆえに、一般民衆の人気は今ひとつ。
人界に化身を遣わして人々を助けるという神話も、現在ではヴィシヌさまに取られてしまいました。

しかし、自身が偉大であると疑いもしないブラフマーさんは、そんな瑣末なことなど、まったく気にしていないようです(笑)

デーヴァ達が困った時は相談に乗り、苦行に励んだものは人間だろうと神敵アシュラだろうと分け隔てなくご褒美をくださる、懐の深い大神さまなのです(^^;


ちなみに、ブラフマーさんは「阿修羅王」にも出演して頂いております(o´艸`)♪

神話のイメージそのまま、尊大なキャラ設定なのですが、これが書きやすくて書きやすくて(笑)

お気に入りなので抜粋すると、

「おやおや、初対面なのに随分ですねぇ…これだから最近の若い者は困るんです。他ならぬ私相手に勝とうだなんて、弥勒下生56億7千万年早いというものです」

そのうち、神の冒涜でバチが当たりそうですが、もうブラフマーさんloveです(笑)


◎守護神ヴィシヌविष्णु
12柱の太陽神アディティヤआदित्यःの1人。リグ・ヴェーダ讃歌に3歩で世界の広さを測ったと記述があるのみで、古くはそれほど強力な神さまではありませんでした。
ヴィシヌは時間をかけ新天地の神達を化身として取り込むことで民衆の信仰を集めていきました。

現在、ヴィシヌ神の十大化身とされているは①巨魚マツヤ②神亀クールマ③野猪ヴァラーハ④半獣人ナラシンハ⑤侏儒ヴァーマナ⑥司祭パラシュ・ラーマ⑦王侯ラーマ・チャンドラ⑧牛飼クリシュナ⑨覚者ブッダ⑩破壊神カルキ


第一から第三の化身の物語は元々ブラフマーさんの神話です。
第七の化身ラーマ・チャンドラは「ラーマヤーナ」、第八の化身クリシュナは「マハーバラータ」の主人公で、この2つの叙事詩は老若男女を問わず愛されています。

第十の化身カルキ様は「阿修羅王」でも大事な役割をお願いしているので、別項で詳しく解説したいと思います(o^^o)


ヴィシヌさまは端正な顔立ちの四臂、青い肌の青年の姿で描かれ、手には棍棒、戦輪、法螺貝、蓮華。性格も品行方正で穏やかです。
多くの場合、妻神である幸運の女神ラクシュミーと金翅鳥ガルダの背に乗っているか、九頭龍アナンター龍王に横たわりラクシュミーに足をさすられていて、とても仲睦ましいことでも知られています (。・ω・。)ノ❤︎



ちなみに、ヴィシヌさまも例に漏れず仏教に取り込まれ、那羅延天として祀られています。これは別名のナーラーヤナनारायणःの音写で那羅延金剛とも。
仁王さまと言った方がピンとくるのではないでしょうか?口を開いている阿形さんの方なのですが、、、、、筋骨隆々の憤怒尊で知的美男子系ヴィシヌさまの面影ゼロ!!…泣いていいですか?  (,,꒪꒫꒪,,)ポカーン
ナーラーヤナは原始の海ナラनरःに浮かぶ乗り物यानःの意味。つまり、アナンター龍王を舟に水上でお昼寝をしているヴィシヌさまの姿を表す名前…中国で何があったんでしょう?名が体を表してないw


◎破壊神ルドラरुद्रः
日本では吉兆を意味するシヴァशिवःの名前で知られています。ルドラさんは100を超える呼び名があり、それを全て唱えるマントラがあるほど。前出のイーシヴァラईश्वरः(司る者)も狭義では彼を指します。

ルドラは嘆く者の意で、リグ・ヴェーダ時代は暴風の神さまでした。その後、ドラヴィダ系ヨーガ神と習合し苦行者の神、破壊神、豊穣神、舞踏王などなど多くの神格を取込み大神の1柱となりました。

さて、ルドラさんの姿を神話で探してみると、額に第三眼を持ち髪はボサボサ、髑髏の飾りや虎皮の腰巻き、身体には蛇がまとわりつき、三叉戟と太鼓を持っている。乞食のような風体で悪鬼を引き連れ屍淋をうろつく…。


ブラフマーさんやヴィシヌさまとは掛け離れた差別的扱いですが、おそらく、昔の離欲無執着を実践する苦行者がこんな感じだったのでしょう。
ただ、それだけではなくルドラさんはデーヴァ神達に尊敬されず、しばしば儀式から仲間外れにされたりしています。
また、シヴァという縁起のいい名前を彼が名乗ることも、デーヴァ達は認めていません(T_T)

これは彼の生い立ちが関係しているのでしょう。リグ・ヴェーダ讃歌を見るとルドラさんは"アシュラ神"との記述があるのです。

インド系アーリヤ人はアシュラ神をデーヴァ神の敵、悪魔へと貶めました。
ゆえに、本来ルドラさんは大神ではなく大魔王の血筋、しかも先住民の土着神と強く結びついたため、気位の高い婆羅門から煙たがられていたのでしょう。
支配階級に叩かれても叩かれても、エネルギッシュで頼もしく飾らないルドラさんは民衆からは愛され、アシュラ神であるにも関わらず淘汰されずに三大神に登りつめたのですから、すごいですよねφ(゚-゚=)

生と死、静と動、清浄と穢れ…これら二面性が魅力のルドラさんも例に漏れず仏教に取り込まれ、自在天・大自在天の名で祀られています(o^^o)
自在天さまは額に第三眼、八臂に武器を持ち白牛に乗っています。仏教でも荒ぶる神の扱いだったのでしょう、その神威から日本の三大怨霊、祟り神である菅原道真公と習合したのだとか(笑)





さてはて、三大神さまのお話はお楽しみ頂けたでしょうか?〆(・ω・o)

書きたいことはまだまだありますが、かなりの長くなってしまったので、また機会を見つけてご紹介したいと思います。

最後まで拝読頂きありがとうございました❤︎(。・ω・。)ノ





हरिःॐ