皆さんこんにちは。

 

今日は、最近私がよく聞く歌の歌詞から思い出したことについてお話ししようと思います。

 

Tukiさんの一輪花という歌で、

 

 誰かのために歩いていたから、気づけなかった。

 私のために歩いても構わないと気づけた。

 

この歌詞を聞いて、私が日本に帰ってくるきっかけが何だったのかを改めて思い出しました。

 

オーストラリアで私は日本食店を運営していました。2011年に起業し、その地域ではとても人気の日本食店でした。トリップアドバイザーでもいつも上位についていたお店です。多分今でも。

 

起業するまでに大変苦労して、それでやっとの思いで元夫と共に作った店でした。

地元の方にはとても喜ばれ、多くのリピーターさんに恵まれ売上もありました。見た目はとても儲かっていると見えていたのかもしれませんが、私と元夫は給与など取っていませんでした。創業のために知人にお金を借りたので、返却しなくてはいけなかったし、オーストラリアは雇用主には厳くて、税金も高い。やっとのことで回している感じでした。

 

そんな中で元夫は、日本の知人に大金を貸してしまいました。この話はまた後日しますね。

とにかくそれが原因で2019年に、元夫は精神的に疲弊してしまいました。そのため、お店の切り盛りは私がしなくてはいけませんでした。お客さんの笑顔を見るのは好き。仕事も嫌いではない。でも、娘はその時まだ小さくて手がかかりました。

全部一人でやるのが当たり前で、そのうち私は毎日毎日やる事をこなすだけの生き方をするようになっていました。

 

その頃お店にアルバイトとして応募してきてくれた青年がいました。人手が足りない中来てくれた彼を私は即採用しました。

彼とは不思議なくらい気が合いました。年は離れていましたが、色々なところが共通していていました。

 

その彼に私は初めて誰にもいうことがなかった事を相談することができました。

そして彼に気づかせてもらったことが、↓

 

 誰かのために歩いていたから、気づけなかった。

 私のために歩いても構わないと気づけた。

 

 

そして私は日本へ娘を連れて、シングルマザーとして帰国することを決心しました。

 

今はもう、その彼とは音信不通で連絡すら取ることができません。

彼に出会えていなかったら今の私はいません。感謝しかありません。