皆さんこんにちは。

 

昨日、オーストラリアに住んでいた頃から仲の良かった友人と、電話で色々な話をしました。

彼女も旦那さんと一緒に以前オーストラリアで日本食店を経営していました。彼女はメルボルンから南の海の方へ向かったところにあるモーニントンという町に住んでいます。ビーチが近くにあり、とても人気のある地域です。

 

彼女の日本食店は2年ほど前に閉業しました。彼女は現在就職活動をしているといいます。去年までは日系の会社でカスタマーサポートの仕事をしていました。在宅ワークだったようですが、子供2人の面倒を見ながらできるような仕事ではなく、またオーストラリアの基準を満たす給料が得られないという理由で辞職しました。

それから彼女は日系の会社ではなくオーストラリアの会社で働きたいと就職活動を始めたそうです。なかなか見つからないことは想定していて、最近アルバイトを始めたそうです。そのアルバイトもやっとのことで見つかったといいます。

 

日本に帰ってきてから、オーストラリアに出稼ぎに行く若者が増えているという話を聞きました。

オーストラリアの最低賃金が非常に高いことは、知っていました。

20歳以上ならば、現在の最低賃金ー非常勤務

(Minimum wage for casual worker) 

時給AUD25.41 (約2000円)

土、日、祝日に働くとさらに何%か上乗せになります。

この最低賃金は法律で決められていて、(契約書でこの額でない労働条件で良いという同意がないならば)この額より低い給与だった場合、雇用者は雇用主を訴えることができます。Fairworksという労働局が雇用に関する問題を扱っています。

 

言い方は良くないですが、何もできない初心者さんですらこの額が保証されます。

雇用者の立場であれば、とても良い条件に思えるかも知れません。ただ、雇用主からすると、正直「ふざけんな」といいたいだろうなっと容易に想像できます。

雇用主の立場としては、使えない人材にそんな高い賃金は払いたくない。できれば自分たちのできる範囲でする、または能力が保証されている、即戦力になる人しか雇いたくない。そして短時間しか働かせられない。 となります。

 

そのため、私の友人のようにアルバイトですら実はなかなか雇用してもらえないというのが現状です。

なお、彼女はオーストラリア在住10年以上で、ホスピタリティーの経験も豊富だし、英語も話せます。

もちろんオーストラリアは広いので、場所によってはメルボルンよりも、雇用があるのかも知れませんが、賃金が高いからといって安易にオーストラリアに渡航するのはおすすめしません。

特にワーキングホリデービザの申請が簡単なので、あまり調べずに渡航してしまう人が多いみたいですが真顔

 

賃金が上がる理由として物価上昇がありますよね。

この10年でオーストラリアの物価上昇率は23.4%だそうです。その中でも家賃の上昇が激しいようです。

メルボルン市内の家賃平均がAUD553 per week(約5万円/週=月20万円)