皆さまこんにちは。
教育学部4年生の頃は、一年のうちほぼ教育実習でした。最後の実習は田舎の小学校で 5、6年生を担当しました。
とにかく実習が多く、楽しいけれど、大変でした。学校にどっぷり浸かっている感じがして、他のことをやってみたいと思いました。
日本で就職してみようと考えました。でもそこまで真剣に就職活動に取り組んでいるわけではありませんでした。ただ、海外生活に慣れていたので、その経験が使えたらなっと漠然と考えてはいました。
そんな頃、高校の時の友人から連絡がありました。
彼女の勤めている会社の説明会があるから行ってみないか?と。
彼女は大手化粧品会社で重役の秘書をしていました。
彼女に言われた通り、エントリーシートを書き、説明会に応募しました。たまたま日本へ一時帰国のタイミングで説明会がありました。その説明会には簡単な面接がありましたが、私は何も知らず、準備もせずでした。海外にいたせいで、そういうことにまったく疎かったのです。
それなのに、なぜか次の面接の案内が来て、トントンと就職が決まりました。
後から上司にコネがあったの?と聞かれるくらい、採用されるのが難しかったみたいです。今振り返るとこの時はまさに就職氷河期真っ只中でした。
私はとにかくラッキーでした。
翌年4月から大手化粧品会社の新入社員となり、同期の中で人気だった、海外事業部海外マーケティング部に配属となりました。
私の経歴が異色だったからか、まわりの皆様にとても良くしてもらいました。素晴らしい上司にも恵まれ、最速で海外出張へ行かせてもらいました。日本でのOL生活本当に楽しかったです。
仕事は好きだし、人間関係もとてもよい職場でしたが、何か足りないと感じ始めてしまいました。
オーストラリアの小学校で過ごしていた頃が懐かしく、恋しくなってしまったのです。良い授業をした時、生徒たちの笑顔を見た時の満足感。
仕事を辞め、再びオーストラリアへ向かうのでした