繁体字中国語の発音、ここでは台湾で意志疎通、
(旅行の挨拶程度ではなく、少なくとも日常会話レベル)をするために、
しかもなるべく速く安く身につけるためにどうしたらいいか、
ということに限って考えたいと思う。
もちろんお金があって、台湾人の講師に発音を最初から徹底的に学べるならその方がいい。
でも、貧乏かつ台湾Loverな方もたくさんいるでしょう。
日本で講師に習うお金があるなら、台湾に行きたい、という人も…。
日本で売られている繁体字中国語、台湾の国語の教材はおしなべて高額だ。
また、数も簡体字に較べると圧倒的に少なく、教室も、台湾人の先生に頼むと割高だったりする。
ただでさえ高いのに…
そもそも、台湾の発音と大陸の発音は違う…
もし、身近にある教材を使って勉強したら、違った発音になってしまうのでは?
…私もそう思って考えあぐねていた。
結論からいえば、「入門者は大陸中国語の発音から勉強した方がいい」と思う。
とにかく速く安く意志疎通する事を目指すなら、
手近にある大陸の標準語教材を何度も聞きながら発音して、たくさん、言葉に当たり、口に出すことだと思う。
理由はこうだ。
台湾の話し方は、大陸に比べると、やや巻き舌やr音などがきつくない。
大陸の人が「台湾の人の話し方は優しい」ということがあるのは、
日本人が中国語の発音でつまづく巻き舌などが、やや軟化して話されているからのように思う。
Skypeで話す大陸の老師の話し方に比べて、やや平坦な感じがするのだ。
つまり、日本人にとって慣れるのが難しい巻き舌音などは、
少し大げさなぐらい身につけておいたほうが、台湾の人たちも聞き取りやすいのだ。
彼らは大陸の発音を聞き取れないわけではないし、
日本人の平坦発音とブレンドされて、ちょうどいい台湾風味になったりする。
「大陸っぽい話し方」といわれるのは、どちらかというと言い回しの部分で、
そのまま大陸に留学して、あちらで中級者以上の大陸中国語を身につけると、そう言われたりするようだ。
初期段階で日本人が大陸の発音を学んでも、結局、それほど「大陸っぽい発音」にはならない。
私の反省を踏まえて、繁体字中国語の「話し方」を独学で学ぶ人のためのポイントを挙げてみた。
【ごく初期の独学者のポイント】
○最初は必ず一つ一つの発音と四声をバラバラに、丁寧に学習した方がいい。
発音の大切さは、繁体字中国語に限らず、語学全般に言えることだと思うけれど、
特に中国語は、聞き取れるけれど話しても話しても通じない、ということになりやすい。
最初の1年は「聽不懂(てぃんぷとん;聞いてもわからない)」といわれることばかりで、すごーくめげるのだ。
発音をしっかりしていないと、これが何年も続く。地獄だ。
中国語の偉い先生が「基本はこうですよ」というんじゃなくて、
学習1年経過したピヨピヨの私が痛感するのだ。
発音をおざなりにするとその壁はすぐにくる。
特に私のように独学する人は、「めんどくせ」とかっておざなりにしがちだけど、
その部分だけお金を払って講義を受けてもいいくらい重要だと思う。
○初めだけは、やっぱり身近なネイティブに協力してもらいたい。
私は台湾人の友人に、口の中まで見せてもらって発音の練習をした。
それはとても役に立った。
それから、別の友人のbpmf(ブプムフォ;台湾の発音の基礎、
日本でいうあいうえおみたいなもの
こちら
参考)を
iphoneで録音して、うちに帰って聞きながら1ヶ月くらい毎日発音した。
音声は、中国語のテキストについているCDには必ず最初に入っているから、それを活用してもよいと思う。
けれど、自分の発音の善し悪しを確認してもらうのは、直接面と向かってでないとできない。
だから、先生か友達がいい。
Skypeも、あまり細かい発音の違いは聞き取れないし、口の中を見せてもらうといっても、よくわからない。
とにかく、日本語では使っていない「音」を話せるようになることが大切だ。
そうすると、その音が聴き取れるようになってくる。
それがきりもみ状に上手になって、どんどん聴けて話せるようになってくる。
一人で発音練習を開始するときにいいなと思った発音のしかたが書いてあるのは
講談社文庫の「
中国語 たった15文型でしゃべっちゃいニーズ
」の冒頭にあるヤツ。
それから、「
中国語三昧DS
」もDSを持っている方ならおすすめ。自分の発音の高低をチェックしてくれる。
でも、簡体字の教科書だと、のちのち繁体字に慣れないのでは…?なんてまたまたさらに心配になる…。
次回はその点についてお伝えします。