こちらの本を読んでみて。

私は肌、皮膚感覚はかなり敏感な方だと思う。

小さいころはアトピーと言われ、化繊の生地の服を着るとかゆくなるし、セーターとかの毛もダメだった。

綿素材しか着れなくて、(麻は大丈夫だったが小さいころは今より種類も少なかった気がする)
いつもTシャツにジーパンだった記憶がある。

さらに、人と触れるのにもかなり抵抗があり、握手するだけでも顔がひきつってしまうくらいだった。

それは大人になってからもで、女子の「久しぶり~ラブラブ」でハグするとか毎回どうしていいかわからないくらいの気持ち悪さでもあり、若かりしころの彼氏との関わりも、最初こそ好奇心の方が勝っていたが、段々と触れあいの抵抗感の方が勝ってしまい、心の感覚がなくなっていったころ、やっぱり無理!と私から切ってしまうことばかりだった。

小さいころの記憶に残っている限りは、親との触れあいすら覚えていないくらいなかった。

唯一、写真でまだ妹が生まれる前に父と仲良かったことが残っているくらい。

そこから考えると、妹が生まれたことがきっかけで、ぼっちになったのか、私が拗ねたのか…
そんなことが考えられる。

私、2ハウスにキロン持ちだということを考えると、五感が敏感でそこに傷があるのはよくわかる。

この本を読んで、
どんなに仮想空間が発達しても、皮膚が感じる世界からは逃れられない

というのがとても興味深かった。

そして、子どもたちに対しても。
先にも書いたが、肌感覚にとても敏感な私。
抱っこやおんぶは普通にできるけど、「ぎゅうして」と言われると、とても抵抗があった。

それでも、言われたときはやるように努力した結果、
以前よりも体調が悪くなることが明らかに減ったのと、
シラミとの関係はわからないが、あれだけ苦戦したシラミもあっさりいなくなったのだ。

こころと皮膚との関係。
ストレスがたまるとかゆくなったり、かさかさになる確率は格段にあがるのは、体感している。

子育てからも、ある程度成長してもスキンシップは大事なんだなと子どもたちを通してわかった。

私の肌感覚で感じていたことを明確に言葉にしてくれたような本だった。