リレーマラソンで仲間とタスキをつないだ日。
フルマラソンで自己ベストを狙って、ただ前だけを見て走った日。
気が遠くなるほど長い100kmを、ひたすらに進み続けたウルトラマラソン。
そして、あの美しい山の景色の中を、風を切って駆けていったトレイルランニング。
振り返ると、どれも特別で、忘れられない時間です。
「自分はまだまだ走れる」——あの頃は本気でそう思っていました。
仲間の笑顔と、レース前の独特な緊張感。
そして、走っているときに胸いっぱいに広がる風の匂い。
全部が、走ることを好きでいられた理由でした。
けれど今は、思うように走れない日が続いています。
身体が動かないもどかしさと、走れない寂しさ。
たまに昔の写真や動画を見ると、胸がきゅっとすることがあります。
それでも、心の中にはしっかりと残っています。
あの景色、あの達成感、あの楽しさ。
「もう一度走りたい」——その気持ちは、むしろ以前より強くなっているかもしれません。
ゆっくりでもいい。短い距離からでもいい。
少しずつ、あの日の自分に近づいていけるように。
走ることがこんなにも恋しくなる日が来るなんて、思ってもいませんでした。
きっとまた、あの道へ戻っていける。
そう信じながら、今はできることを積み重ねていこうと思います。