言の葉月

言の葉月

~小さな言葉の贈り物~

Amebaでブログを始めよう!
きょうから6月。

よく知られている「水無月」に、プラス「青」で、
「青水無月」という異称があります。

「青」は、草木の葉が青々と茂るころの意。

水無月は、「水の無い月」と「水の月」、
真逆の解釈がありますが、
どちらにしても、草木が生い茂る季節ですね。

お日さまの光を浴びて、雨の恵みを受けて、
ぐんぐん伸びていく草木。

雨雲を見て、どんよりしそうな時は、
いきいきとした草木から、
元気をもらうのもいいですね。
クレマチスが、つぼみをたくさんつけ始めました。

別名の「鉄線(てっせん)」と「風車(かざぐるま)」は、
花びらの数で、呼び名が決まるのだそう。

花びらが、6枚なら鉄線で、8枚なら風車。

鉄線という名前は、
蔓が、鉄の針金のように丈夫なことからつけられました。
風車は、花の形が風車のようだから。

クレマチスは、ギリシャ語で「蔓(つる)」を意味する
「clema(クレマ)」が語源。

花言葉は、心の美しさ、精神美、高潔、
旅人の喜び、たくらみ、手管、など。

花は、華やかさと落ち着き、和風と洋風というように、
2つの面を併せ持つ魅力があるので、
つぼみが開くのが、とても楽しみです。

$言の葉月-クレマチスのつぼみ
5月になりました。
5月の代表的な異称は「皐月(さつき)」でしょう。

「皐」という字を、古い漢和辞典で調べようとしたら、
見つからない?

別の方向から調べて、
「皐」の音読みが「コウ」であるということと、
異体字が「皋」であることを、初めて知りました。

「皋」は、沢や岸、水ぎわなどの意もあります。

「皐」も全く同じ意だけかと思ったら、こちらは、
白い光を放出する様子を表した漢字なのだそう。

旧暦の5月は、今の6月中旬ころなので、
ちょうど梅雨時。

現代の5月は、日がますます長くなり、眩しさも増す季節。
皐月は、現代の5月にも、ピッタリですね。
きょう4月29日の月は【上弦の半月】。
新月から満月になる途中の半月です。

上弦の半月の瞬間、つまり、
月と太陽の黄経の角度差が90度になる瞬間は、
18時58分。

19時半を過ぎてから、外へ出てみると、
月には、うっすらと雲がかかっておりました。

おぼろ月とは、いかにも春らしい。

$言の葉月-上弦の半月2012-04
$言の葉月-街路樹のハナミズキ

街路樹のハナミズキ。
ピンクや白、赤い花が、たわわになっています。
ずーっと続いている道路は、まるで花のトンネルのよう。

もしも太古の昔から、日本に存在していたならば、
きっと、歌にも詠まれたことでしょう。

ハナミズキが日本に入ってきたのは、
大正4年(1915年)、アメリカのワシントンから。

東京市長の尾崎行雄氏が贈った
ソメイヨシノへの御礼としてでした。

その後、アトランタで、
ハナミズキが次々に病気になったとき、
二子多摩川のハナミズキが逆移入されたのだそう。

ハナミズキは、
日米間の親善大使の役割も果たしていたのですね。

雨が降ったり止んだりの今日。
しっとりと濡れた花が、艶やかさを増して、
時折吹く強い風に、ゆっくりと揺れていました。