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言の葉月

~小さな言葉の贈り物~

言の葉月-十四夜の月

きょうの月は十四夜。
あすは十五夜ですが、満月ではありません。

形はもちろんのこと、
出てくる時刻や方角も、毎日違う月。

月の満ち欠けは、規則的でしょうか?
いえいえ、毎月、少しずつ変化しているんです。

ここで言う毎月とは、
新月から、次の新月までのこと。

月の軌道や、地球との関係など、
難しい説明はできませんが。

月が魅力的なのは、1年中、
毎日変化しているからかもしれませんね。

次の満月は、4月7日です。
3月ももうすぐ終わり、今度の日曜日からは4月。
日本では年度が替わるので、とっても大きな区切りです。

「終」という漢字は、
「いとへん」に「冬」と書きます。

「糸」は意味を、「冬」は音の「トウ→シュウ」を
表すのだそう。

巻き切った糸玉の意なのだとか。
糸を巻いて、切りが良い状態で「おわり」なのですね。

では、なぜ、冬?

「冬」には1年の最後の季節という意があるので、
「おわり」の意にピッタリだからかもしれません。

ただ、「終」という漢字は「おわり」を意味しますが、
「永遠のおわり」ではありません。

終わっても、そこでプッツリ切れてしまうのではなく、
また次が始まります。

新たなことが始まっても、すべてが新しいわけではなく、
今までを生かして、次へ進むことも多いですよね。

春になって、きれいな花がたくさん咲くのは、
冬の間に準備をしていたから。

継続しながら切り替えていく。
「終」という漢字には、そんな意味もありそうな気がします。
$言の葉月-20120325の月

春のお彼岸の頃の月は、沈んでいく西の空で、
ゴンドラのような形になっています。

月は、出てくる時間や位置、そして形も、
毎日少しずつ異なりますよね。

だから1年を通しても、
全く同じ条件で月が見えることは、ほぼないでしょう。

そう思うと、
毎日空を見上げては、月を探したくなるのです。
「憩」という漢字をよーく見ると、
「息」+「舌」という成り立ちであることがわかります。

「憩」という字は、「息をする」という意味に、
音の「舌(ゼツ→ケイ)」が加わった文字なのだそう。

立ち止まって息をついて「いこう!」
というのが、もともとの意味とか。

ですから、憩いのひとときとは、
疲れたからくつろいで終わり、ではなく、
次に行くための休息の時間のことなのですね。
明日葉(あしたば)という野菜をご存じですか?

今日摘み取っても、明日には芽を出すくらい成長に勢いがあることから、
「明日葉」と呼ばれるようになりました。
(実際には、翌朝芽を出すことはないそうです)

別名は「八丈草(はちじょうそう)」や「明日草(あしたくさ)」。
明日草は、明日葉と同じ理由から。
八丈草は、産地が八丈島を中心とする伊豆諸島で栽培されていることから。

おいしく食べられるのは、2~5月なのだそう。
わが家の近所のスーパーでは、このところ連日、店頭に並んでいます。

海岸近くに自生する植物で、山菜の一種とされています。
山菜というと、山の中のイメージなのですけれどネ(笑)

明日葉は、セリ科シシウド属の植物。
同じセリ科には、セリやミツバ、パセリ、セロリなどがあります。
どれも独特の香りがありますよね。

明日葉もセリ科なので、個性的な香りがします。
そして、春の早い時期から緑の葉になる、うれしい野菜。

ビタミン類やミネラル類を豊富に含んでいるので、
お肌や毛髪、爪などに、良い効果があるそうです。
そのうえ、滋養強壮にも効果があるとか。

おひたしや天ぷら、和えもの、炒めもの、含め煮、まぜご飯など、
お好みで、いろいろ使える野菜なんですよ。

和風や中華はもちろんのこと、
ドレッシングなどで洋風にしても、かなりいけます。

春の香りを楽しめて、美容と健康にもいい、明日葉。
もし見かけたら、まず、香りを嗅いでみてくださいね。

香りが気に入ったら、ぜひ、ご賞味ください。
最高においしい今の時期は、特にオススメです。