「ビジネスモデル」というのは極めてあいまいな言葉、定義がない
というところからこの本は始まる。
もっともらしい言葉だと。
革新的ビジネスモデル。

読んでいて楽しい。
なんたって革新的、成功したビジネスばかりだから。
小気味いい。

しかし、最後のほうに著者は言う。
そのビジネスモデルが持つのはせいぜい10年。
高速で試行錯誤を繰り返すことが、唯一の成功条件、と。

出ました、試行錯誤の高速回転。

これしかない。
世の中の変化に対応するには変わること、
変わることが変わらないことなのだ。

この話になると、
今の政治に頭がいく。
これまでの仕組みを変えたがらない官僚。
これは性(さが)みたいなもの、仕方ない。
変革するのは議員であるはず。

が、今の議員は官僚崩れと世襲議員が幅を利かす。
そうなると頭が固い。学ばない。
明治時代に作った仕組みが美しい、と思い込んでいる。

世襲でも官僚でもない女性首相に期待したが、
とんでもない。
そういう連中を抱き込んでのし上がってきただけ。
それなのにそんな首相を国民の多くが支持する。
まあ考えてみれば、電車の中でゲームをしているサラリーマンのなんと多いことよ。
学ばなければ、耳障りのいいことに反応するのは当然。

試行錯誤なんてしないのだ。

・・・あ、もっとも、試行錯誤してビジネスモデルを構築して
成功しているアメリカのIT長者たちも、
なぜか古い頭のトランプになびいてるな。
大差ないのか。利用しているだけなのかもしれないけど、、

変革しか生きる道はないはずなんだけどなあ。
加速主義で落ちるところまで落ちるしかないのか。
しかし落ちる先が第三次世界大戦だったらどうするのだ、、
どうなるのだ。

なんだかビジネスモデルから話がそれた、が、
やはり試行錯誤の王測回転だ。


【世界の歴史を動かしたビジネスモデル】
●メディチ家「国際為替・決済」
●三井越後屋「現金掛け値なし」
●バンカメ「VISAカード」
●A&P「チェーンストア」
●シアーズ「GMS」
●フォード「垂直統合」
●ジレット「替え刃モデル」
●CBS「広告モデル」
●ゼロックス「従量制課金モデル」
●トヨタ「リーン生産」「系列モデル」
●デル「ダイレクトモデル」
●ギャップ・ベネトン「SPA」
●グーグル「キーワード広告」
●アマゾン「ワンストップ」「ロングテール」
●アリババ「大フリーミアム」
●メイシーズ「オムニ・チャネル」
●クアルコム・ARM「知財」

 

序章  お金にまつわる5つのビジネスモデル革新
第1章 ビジネスモデルとは何か?
第2章 近代ビジネスモデルの創生期(1673〜1969)
第3章 近代ビジネスモデルの変革期(1970〜1990)
第4章 世紀末、スピードとITによる創造期(1991〜2001)
第5章 巨人たちの戦い、小チームの勃興(2002〜2014)
第6章 どうビジネスモデル革新を起こすのか?
補章  今、日本から世界に挑戦できること