文句なしに星五つ、直木賞受賞作品も納得の素敵な作品。
舞台は戦前から戦後にかけての上野のカフェ、和名は西行。英語名は忘れた。
そこに勤める歴代の女給さんたちのなにげない日常を、会話を、
いきいきと描く、一種の大河ドラマになっている。
あらすじなんか書いたって何の意味もない、
どこにでもいる様々な年代の様々な境遇の女性たちが、
ほんとうにみずみずしく描かれている。
惹きこまれる。
上野を中心に、神田や本郷が出てくる。何故か松戸も出てくる。
226ページの薄い小説だが、宝箱のようだ。
心温まるというか、元気になるというか、生きててよかったというか、
よい小説!
稲子のカフェー
嘘つき美登里
出戻りセイ
タイ子の昔
幾子のお土産


