良書!
表紙の色が黒字に赤紫?ピンクとおどろおどろしく、
しかもそこに大きく描かれている文字が「呪う」なので、
いったい何の本やら、都市伝説でも書いてあるのか、
と思って読み始めたら、
そうではなくて、人々の頭の中にこびりつき、
その人たちを不幸にする固定概念、思い込みという
思考、感情を解き明かし、
考えを、感情を、心を解放する、開放する?自由にするための本に
仕上がっている。
各章のタイトルが「呪い」の言葉、認知バイアスになっていて、
その間違いを理論的に解説している。
あの21世紀の資本で有名なトマ・ピケティの理論ですら解き明か
一つ一つを要約することはやめるが、
我々はあちこちに登場する数字に勝手に騙され、思い込み、
自分を息苦しくしている、ということがよくわかる。
そうならないようにするためには、
教養しかない。
人間の持つ情報はチップ1個で収まるとか、
情報をどう扱うかの判断はAIに任せればいい、
というけれど、
そうではない。
この情報過多の時代に、何が「呪い」で
何が呪いではないかを判断するのは、
教養しかない。
単なるファクトチェックとは違うのだ。
周囲には「とらわれている」人が大勢いる。
もちろん自分もその網にひっかかる瞬間はあろう。
しかし、そこで冷静になり、自由になるすべは持っていたい。
序章 「呪い」とは何か?
第1章 あなたの未来には、なんの希望もない
第2章 幸せにならなければ、生きる意味はない
第3章 競争から降りて、みんなで貧しくなろう
第4章 情熱のない人生は、無に等しい
第5章 人生は生まれで決まり、努力には意味がない
終章 なぜ人は人を呪うのか?


