青木理さんの考えはpodcastのTBSラジオ、文化放送、ポリタスで毎週聴いている。
この本も、彼の考えが様々なメディアに掲載されているものを集めたものなので、
新しいものはない。いつもの青木節。非常に共感を持って読めた。
唯一新鮮だったのは、「月刊日本」なる雑誌に寄稿していること。
http://gekkan-nippon.com/
初めて知った。読んでみたい。

勝手知ったる青木さんの考えだが、
公権力に対する厳しい意見に同意する。
警察、検察、入管、政治家、、、
今の為政者たちは公権力について大いなる勘違いをしている。
公権力の源泉は全国民にある。
たまたま代表者である議員や公務員にその一部を付託しただけだ。
それを自分たちの特権のように暴力的にその権力を使うことは断じて許されない。

青木さんらはこれを主張しているだけ。
それを擁護する人たちは、自分もその権力を持っていると思っているのだろうか?
あるいは持ってはいないがそばにいれば暴力は振るわれず、
むしろそのおこぼれにあずかれると思っているのだろうか。
もっと言えば暴力でマイノリティを縛り、効率的に国力を挙げ、
利益を生むと思っているのだろうか?
百歩譲って少数を犠牲にして国全体が栄えるならいい。
しかしこの30年、いや35年の日本のどこが栄えているのか。
縮小均衡以外のなにものでもないのだ。
真っ逆さまに落ちていく中で、公権力を握るものが最後のあまい汁を吸おうとしている、
それだけのことなのだ。

公権力を振りかざしてはいけない。
ガリ勉、偏差値エリートで世間を知らない高級官僚、
世襲で世間の厳しい風を知らない国会議員。
勘違いしてはいけない。

そう思う。

 

面妖 という言葉が新鮮。

 

序章 闇の奥へ
第1章 警察腐敗―内部告発者はなぜ逮捕されたのか
(内部告発者はなぜ逮捕されたか;報道への不当介入)

第2章 刑事司法の闇―大阪地検と検察の犯罪

第3章 闇を捉える
(入管施設をめぐる“上から目線”;
呆れた首相補佐官;
果たして「歴史戦」か;
“保守派”の諸兄姉へ;
大川原化工機事件の本質;
責任を取らないトップ;
なぜ声を荒らげないのか ほか)

第4章 眼と目

第5章 大川原化工機事件の核心―公安警察と司法の歪み(高田剛×青木理)