この本が2000年に出版された本の復刻+αとは知らなかった。
しかし2000年より前の「ニューメディア」起業、今思えば面白かった。
まだインターネットが広まる前。ダイヤルQ2、iモード、日本は闘っていた。
今は完全にGAFAMの独壇場になってしまったが、若い、無謀な起業家たちが、
チャンスをうかがっていた。
ダイヤルQ2で一瞬成功し、やがて失敗していった真田哲弥氏。
その昔「社長失格」を読んだ板倉雄一郎氏。
申し訳ないが天国から地獄に落ちた二人の話はめちゃくちゃ面白い。
そしてiモードの松永真理、夏野剛。これも一世を風靡したものの、今は昔。
スマホではNTTドコモはただのキャリアに過ぎない。
日本が世界の最先端を行っていた時代はあったのだ。
日本人にも起業家精神はある。間違いなく。
それをスポイルしてしまう世の中だったら、変えればいい。
不詳私も、60代だがまだあきらめてはいない。
考えてみたら、1984年入社以来システムに近いところにいて、
この本の「ニューメディア」を肌で感じることはできていたのだ。
アイデアさえあれば、起業家精神さえあれば、彼らの一人になれたのだ。
。。。ただなあ、、この本の原題の「あのバカにあらせてみよう」の
バカになり切れなかった。リスクをとった。恐れた。家族を優先した。
起業はある意味未来に対する賭け。投資が無駄になることを覚悟しなくてはいけない
それをやるにはある意味バカでなければ。それができなかった。
いや、、、今となれば子育ても終わり、ローンも終わり、責任はない。
何でもできるはず。しかも、起業への投資は以前よりはるかに少ない。
やればいいのだ。
間もなく63歳。健康診断の結果が返ってきて、去年より改善している。
過敏性腸症候群もFODMAPでなんとかして、、、頑張ろう!

復刊に寄せて
プロローグ
今は当たり前となった携帯電話からインターネットに繋げるという技術も、一九九七年夏には夢物語であった。その夢物語の時代に鋭く時代を見越して、新しい事業を立ち上げようとする男たちがいた。
Chapter1 原点はダイヤルQ2にあり
すべてのネットワークビジネスは、ダイヤルQ2をその原点としている。激戦のQ2ビジネスを制した真田哲弥のポータル(玄関)というアイデアこそ、一〇年後のネットビジネスへの魔法の鍵だった。
【解説】 真田哲弥氏 Blocksmith & Co. 社長、KLab取締役会長ファウンダー
光も影も描かれた青春時代
Chapter2 ビル・ゲイツに睨まれた男
先駆的なアイデアはしかし、必ずしも報われない。一九八〇年代の真田は、Q2への規制強化が仇となり、会社倒産。一九九〇年代初期に、ネットビジネスに挑んだ板倉雄一郎にも銀行の貸し渋りが直撃する。
【解説】 板倉雄一郎氏 随筆家・投資家
何度でも挑戦していい。それを伝える生き証人でありたい
Chapter3 ゴールドラッシュの予感
一九九〇年代後半、ようやく日本にもネットビジネスの機が熟する。アメリカのビジネススクールに学んだ若者たちが、ニューヨークのシリコンアレーに触発され、始動。しだいに人とカネが集まり始める。
【解説】 小池 聡氏 ベジタリア社長
誰にだって挑戦する権利と失敗する自由がある
Chapter4 誕生 ビットバレー!
長い苦難の時を経て、日本のベンチャービジネスは渋谷のビットバレーの誕生で一気に爆発する。夢を描く若者たちを繋ぐネットワークはいかにして、日本を震撼させるムーブメントとなったか。
【解説】 宮城治男氏 ETIC.創業者
社会構造が大きく変わる前夜、“バカ”の歴史は続く
Chapter5 敗者復活戦としてのiモード
世界が注目したNTTドコモのiモード。その番組提供で成功したサイバードは、一九八〇年代に手痛い失敗を重ねた男たちが集まったベンチャーだった。あの真田哲弥も最後の敗者復活戦に挑んだ!
【解説】 夏野 剛氏 KADOKAWA社長CEO、ドワンゴ社長CEO
iモード時代に描いた未来は、そのままやってきている
Chapter6 もう一人の〝あのバカ〟
インターネットの可能性を心から信じ、自ら立ち上げた事業へと猛進する青年がいた。小澤隆生、二七歳。若き起業家は、壮大なビジョンを掲げて、三億円の出資を獲得することになった。
【解説】 小澤隆生氏 BoostCapital代表、LINEヤフー顧問、ZOZO取締役
日本一の〝バカ〟に仕えた元〝バカ〟、これからの〝バカ〟を救う
あとがき サラリーマンのみなさんへ
データ出所・参考文献
取材協力者

