創業者イヴォン・シュイナード

先日マラソンの師匠からパタゴニアのTシャツを貰った。
正直その価値をわかってなかった。
コットンの、汗をはじかない、古い感じのTシャツ。
WEBで価格を見てびっくり。6600円???
ブランド名でせいぜい3000円と踏んでいた。

私はパタゴニアの価値を知らなかった。

そういえばトレイルランをする会社のラン友も、
パタゴニアには執着心があった。
昨年台湾への社員旅行があったときも、
台湾独自のTシャツを求めていた。完売だった。

そう、パタゴニア。
熱狂的ファンがいる。
高い値段でも購入される。
意識高い系のブランド。

その価値を、この本で改めて認識した。

前述のコットンのTシャツ。
これも、地球にやさしくないコットンではなく、
オーガニックコットンで作られているのだ。

すべては地球のために。

企業理念は「地球を救うためにビジネスを営む」だ。

公害を垂れ流して利益を生む企業にはありえない理念。
いや、地球から恩恵を受けない限り企業体として成り立たない、
そう信じている経営者は多いはず。
アメリカ元大統領もそうだろう。

しかし、パタゴニアは理念を実践する。
それに共感する顧客が、高い値段でもパタゴニアの製品を買う。

つまり、ひとたびその信用を失うことをパタゴニアがしてしまったら、
顧客にそっぽを向かれ、パタゴニアは滅びるということだ。

しかしよくぞこの関係を構築できたものだ。
信念がそうさせたのか。

理想はよくても現実は、、、と妥協してしまうのが一般人。
パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードは違った、ということか。

尊敬する。


はじめに


第1章 危機的状況


第2章 有意義な仕事

クリーンクライミング
ベンチュラ・リバーの救援
子どもたち
環境関連の支援
顧客に対する啓蒙活動
自社のことから始める
仲間に毒を盛る
フットプリント
このような工員に対するパタゴニアの責任
コモンスレッズ・イニシアティブ/ウォーン・ウェア
成長
協力体制をつくる
闘う活動家の支援から闘う企業に変わる
カーンザ
ティンシェッド・ベンチャーズ
環境正義と反人種差別
市民、消費者、生産者

第3章 事業責任の構成要素

オーナー/株主に対する責任
社員に対する責任
顧客に対する責任
地域社会に対する責任
自然に対する責任
社会に対する責任

第4章 なにをすればいいのか

どこから始めればいいのか
どういう事業をしているのか
社内でどういう立場にあるのか
継続しよう。継続すればこうなる
善の追求は事業にもプラスとなる
わかりやすくまとめよう

第5章 得た知識を共有する


第6章 人新世を生きる

プレッシャーをかける:政策分野の仕事
炭素をもとあった場所に戻す:ドローダウン
電化をどう進めるか
土壌を豊かにする
都市部と田舎の融和を図る
循環経済を確立する
生物システム
生物システムの限界を超える
ドーナツ経済学の検討
調和を図る:水田養魚
ハリファックス・モデル

第7章 パタゴニアの今後


チェックリスト

参考文献

謝辞

著者について






著者について
ヴィンセント・スタンリー
Vincent Stanley
創業期からずっとパタゴニアで働き、販売やマーケティングの部門を束ねるなど重要な役割を果たしてきた。また、非公式ではあるが、ストーリーテラーの役割も果たしてきている。いまはパタゴニアのフィロソフィー責任者、および、イェール大学ビジネス・環境センターのレジデントフェローを務めている。

イヴォン・シュイナード
Yvon Chouinard
パタゴニアとパタゴニア プロビジョンズの創業者。若いころ、アルピニストとして、サーファーとして、また、フライフィッシャーとして環境危機の深刻さに気づき、環境危機への対応を会社の方針とした。2022年、イヴォンらシュイナード家は会社の所有権をすべて、母なる地球を救うための非営利組織に移譲。