なんだか不思議な本だ。
関東の私鉄各線をとことん分析する。
まあ予想通りといえば予想通りの西高東低。東急小田急あたりがイメージがいい。
面白かったのは新聞購読。
部数が一番多いのは読売だが、東急小田急あたりは朝日が多い、というところ。
さらに反保守、というあたり。
まあそういう傾向はあるんだろうな。
東武東上線の評価が割と高いのが意外、というところか。

そして西武がお家事情もあり、他の私鉄と比べ、百貨店、不動産、クレジットカード

等の連携が悪い、というのも興味深い。



もう少し著者の考えを読みたかった気がする。

都心に住むのは貧しい人で、余裕がある人は郊外に行く、というのはいつの価値観か

最近の都心回帰からするともっと掘り下げてほしい。

私自身どうせ住むなら昔江戸と呼ばれたエリアだなあ。



河出書房の新書、というのも面白い。KAWADE夢新書 S 444

 

 

 

1 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄 沿線格差が生まれるまで
2 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄沿線の魅力を比較する
3 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄沿線の生活環境を比較する
4 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄沿線の教育環境を比較する
5 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄沿線のエンタメを比較する
6 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄の沿線カラーを比較する
7 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄 各社の未来戦略とは
8 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄 沿線と格差社会の現在地
9 東急・東武・小田急・京王・西武・京急・京成・相鉄 沿線選びの新基準とは