黒川さん、トリセツシリーズが売れるもんだから味をしめてまた書いて、、
なんて思いつつ、世代ドンピシャの新書を入手。
そしたら、、、ハードルが低かったせいか、面白い!

孫のことは両親に任せろ、余計なこと言うな、
からはじまって、実に無理のない考え方を次々披露してくれる。
これが脳科学的にもよいというのだから、脳は面白い。

ぼけるのは、鋭くなりすぎた「気になる」を全部捨てるため、だとか。
60歳の主婦業最強説。若いころは気づかない。
今まで何もしてなかった夫もかなうわけがない。指示待ちでいいのだと。

でもほんと、経験値積んで、使えると思うんだよなー。
これを何に活かすか。

もう生殖本能から解き放たれたのだから、
楽しまにゃソンソン。

まず妻に読ませて、肩の力を抜いてもらおう。
孫のことがいろいろ気になるようだから。
そして部下にも読ませたい。
今は無理だけど、脳はこういう「進化」をする、
ということを知っておいて損はない。
若いうちは判断できない。だから「四の五の言わず!」でいい。
歳とりゃなんとかなる。

うん。いけるぞ!

 

■はじめに〜60歳の脳スイッチング、済ませましたか?〜


■第1章 「若さを気にする」を捨てる
「美しいほうが勝つ」ゲーム(女性編)
50代の「女性ホルモン出てる偽装」
「美しいほうが勝つ」ゲーム(男性編)
キレイかどうかは、どうでもいい
人の美醜をとやかく言うことを止める
若さへの憧憬を断ち切る
なんたってゴージャス
生まれつきの美醜の差がなくなる


■第2章 「ボケを気にする」を捨てる
「老い」は、優しい魔法
人の一生は、委ねて始まり、頼って終わる
ふと浮かびそうになって、消えていく何か
気づく能力は、60代が最高潮
自分ができすぎて、35歳以下が怠慢で指示待ち人間に見える
60になったら、家族や部下を大目に見よう
定年夫たちへ
気づきすぎる苦しみ
脳のブレーキ
明日できることを今日するな
未来の自分にメールする
家族ラインは熱烈おススメ
脳の心配より、体力の維持
身体を動かす、好きなこと
60の手習い

小脳のパッケージ化
60代のスピードを楽しむ
60代は旅と習い事の好機


■第3章 「子どもを気にする」を捨てる
脳は、要らないものから忘れる
脳が、憂いから解き放たれる瞬間
母たちの恩
成人した子どもに、小言を言っても甲斐がない
「結婚」と「出産」は禁句である
「子どもを持って一人前」なんてナンセンス
脳は寿命を知っている
一つの星を知れば、すべての星が手に入る
生まれてきてくれて、ありがとう
死んだように見えるけど、そうじゃない
わが子は、砂漠で出逢った小さな王子さま

孫の心配は、いっそうしてはいけない


■第4章 「老いと死を気にする」を捨てる
脳の〝賞味期限〞
脳のピークは56歳から始まる
最初の28年は入力装置
感性記憶力の時代
人工知能時代の子育てメソッド
大人はわかってない
14歳の自分に再会しよう
15歳、大人脳の完成
がむしゃらすぎて、方向感覚がなくなる
四の五の言わずに走れ
社会的自我が立つとき
30 歳のインスピレーション
唯一無二の地球旅

迷いと惑いの30代
30代は結婚しにくい
脳は失敗したがっている
失敗を受け止めて、止まり木になる
失敗三カ条
第一条 失敗は、他人のせいにしない
他人の失敗を横取りする
若い人に出世のコツを伝授する
第二条 過去の失敗を、くよくよ言わない
第三条 未来の失敗を、ぐずぐず言わない
失敗ばかりなのは、運命じゃなく自分のせい
成功体験は「なにかとうまく行く人生」をつくり出す
祝福は、何歳からでも効果がある
60代の成功体験も大切にしよう
「不惑の40代」は「物忘れの40代」

60代は忘れ放題
50代、誰もが何かの達人になる
63歳、押しも押されもせぬ人生の達人
若い脳に敬意を抱こう
脳の中の「○○すべき」を呑み込もう
60代は、誰でもコンサルタント
80歳のアドバイス
自分の棚卸し


■第5章 「夫を気にする」を捨てる
まずは、プライベート時空の確保
夫婦は「一緒にいる」のに向かない仲
夫婦の愛着を培う「暮らしの気配」
笑顔は、愛着を育てる
習慣は、夫婦の絆になる
この世は本当によくできている
夫婦喧嘩も種の保存の一環
ことの是非より、妻の気持ち

神のプログラム
生殖プログラムを終了させよう
女性脳の警戒スイッチ
女の恋には賞味期限がある
共感は、恋を永遠にしてくれる
夫のことばを裏読みしない


■第6章 「友を気にする」を捨てる
男たちが会うには、理由が要る
距離の取り方がわからない
率直に気持ちを伝えればいい
「夢中になれる何か」を決めること
自分の陣地を決める
友を気にする、を捨てる