中村哲さんの功績は知っているつもりだったが、こうして時系列に事細かな内容を
読むと、なおさら頭が下がる。
私はいろんな本を読んで勉強して憤慨して意見しているが、所詮言うだけ。
なにもしてない。
会社での仕事もどこまで世の中の役に立っているのかわからない。
だがこの中村哲という医師は、水が、農業がなければ皆死んでしまうと、
水路を作り、畑を作った。医者として治療する以前に、命が危ういと動いたのだ。
そしてそれが平和を生む、ということを、言葉にせずとも身をもって表した。
なのに日本の国会議員は、彼を参考人として呼びながら、彼の意見を否定する。
お花畑にいる彼らは、軍拡が平和を産む、という。汗もかかずに。
こういう本は大事だ。
メディアから抹殺されている佐高さんにも頑張ってほしい。

 

ちなみに、、、私は時代にあわない日本国憲法は改憲すべきだと思っているが、

9条平和憲法は代える必要はないと思う。

ただし軍備はする。米軍には出て行ってもらう。自国は自分で守る。

広島長崎を始め、昭和20年に一般市民を焼き殺したアメリカに、

従属する気が知れない。アメリカが共産主義から世界を守った?屁理屈だろう。

少なくとも今のアメリカにそんな考えはない。自国だけだ。

アメリカを妄信、追従したら痛い目に合う。

 

第1章 戦わないために闘う
第2章 テロリズムとグローバリズム
第3章 「義」に生きる
第4章 平和とは戦争がないことではない