学生アルバイトで働いていたゲームセンターにそのまま就職、なんとなくぼんやり
生きている主人公が、密かに書いていた小説が新人賞を受賞、さらに芥川賞を取る。
テレビで放送されると、会社、親戚、友人らの対応が一夜にして変わる。
本当の自分と、ペンネームの自分との区別がつかなくなる。
期待にこたえようと、インタビューで話を盛る。。。

「おいしいごはんが食べられますように」で芥川賞を受賞した著者の体験記、
私小説?
というところだろうか。
その感情の変化は、実体験がないと書けないだろうから、それはそれで興味がある。

しかし、何とも読みづらい、私には。
なぜか「おいしいごはん。。。」も読んでいて、同様の感想を持っていた。

私には会わない作者なのかもしれない。でもなぜか2冊も読んでしまった。