ベイスターズ高卒捕手ドラフト4位、6年間死ぬほど頑張ったがヒット1本で引退、
経営コンサルタントとして活躍、という異色の著者。
一所懸命やるだけでは結果は出ない、というところからスタートし、
世の成功した経営者たちの話を聴く中で、この本に書かれている考えを確立した。
特に後半は、よくある成功本に書かれている内容だったりしていたが、
序盤の書きぶりは凄みがあった。
プロ野球で失敗した、という自分の体験が前面に出ていたからだろう。
高卒捕手でドラフト4位というのだから、光るものはあったはず。
それがどんなに努力しても芽が出なかった、ということは、
何か方法を間違えていた、というところに思い至っている。

あとでやろう、とか、でもそれは、とか考えているうちはできない。
漠然とやるだけでも結果は出ない。
問題は解決でなく、見つけることに価値がある。・・この辺からコンサルっぽくなる。
禁句をつくる、自分で決める、感謝をする、やらざるを得ないよう仕組みを作る、
こうなりたいは今こうでないことを認めること、、、

うん、後半はほかの本でも読める内容。
やはり自身の体験は強い。
序盤戦は刺激が強かったなあ。


 

 

第1章 いますぐやる
未完了の仕事を今すぐ完了すると、びっくりするほど軽くなる
常に完了状態でいる

 

第2章 考えずにやる
普段はやらないことを”あえて”やると、違う景色を見ることができる
「自分が嫌がる」ことをやってみると違う人生になる

第3章 具体的にやる
「やる気と一生懸命さ」だけの人間に、仕事を与えてやろうという人はいない
超大量行動は、仕事の効率を上げる最短ルート
実際に動いて当事者になってみることでしか得られない

第4章 価値の本質に気づく
3000万円稼ぐとは具体的にどういうことか
問題解決の本質とは何か?

第5章 言葉を変える
言葉を変えると、世界はガラっと変わる
許可を取らない

第6章 相手を勝たせる
人を幸福にしようとしている人は、幸福である
他人を承認すると、行動する勇気を引き出すことができる

第7章 自分を働かせる
意志の力でトレーニングを継続しようとしていませんか?
何かをはじめたいときはその場で予約をする
成果は、「すぐに出ない」ことを知っておく

第8章 自分の「在り方」を決める
お金持ちになる人、ならない人の違い
お金持ちが「体験」に惜しみなくお金を使うのはなぜか?

第9章 自分の状態を高める
なぜ満たされた人の周りには満たされた人が集まるのか?