曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授
生きていくうえでどうしても持ってしまうこだわり。
これに対して「放っておく」というキーワードで、
肩の力を抜いて生きることを提案する住職、
というか私はこの人のインタビューを庭園デザイナーとして聴いた
99のキーワードが右ページに1つずつ、
というシンプルな本だけに、あっという間に読むことができた。
これはすごい!という新たな発見はなかった。
70 明日を頼みにしない
の、千利休の孫の三代宗旦と清巌和上の今日庵の話だけは難解で、
遅刻しておいて明日はどうなるかわからんと言われ、
なんだか癪に障ったが、まあ、いいように解釈する、
部下には読ませようと思う。
1章 むやみに「関わらない」―人間関係はもっとドライでいい
(人生が好転する「放っておく力」;そっとしておく ほか)
2章 いちいち「気にしない」―不安・焦り・怒りの手放し方
(「わからない」ならもう考えない;“忘れ上手”になる ほか)
3章 やたらに「反応しない」―心をすり減らさない練習
(いちいち「真に受けない」;情報の入り口を時々ふさぐ ほか)
4章 無駄に「疲れない」―自分で自分を苦しめない考え方
(極力、楽観的に考える;「堂々巡り」から脱出する ほか)
5章 無理に「白黒つけない」―人生を快適に生きるヒント
(人生には「幸も不幸もない」;物事には「善も悪もない」 ほか)
◎「しかたのないこと」に心を注がない
◎そっとしておく、という人間関係のコツ
◎「いい人」の仮面を外しましょう
◎お世話や親切は“しっぱなし”でいい
◎後悔は、すべて“妄想”です
◎情報の“暴飲暴食”をやめる
◎「平均」を調べるべからず
◎極力、楽観的に考えるヒント
◎ちょっとした失敗なんて“かすり傷”
◎「得意なこと」だけ頑張ればいい