黒田バズーカ、2年で消費者物価2%が実現できずずるずる延長は大東亜戦争初期と同じ。
大量に国債を抱える日銀、金利が上がれば破綻。だから上げられない。
しかしこのままでは円安、物価高、外貨不足でIMF介入。
財政均衡を!

・・・そんな感じの新書。
データを多数並べ、説得力ある文章。

しかし。
結局は増税で財政を立て直せ、と言っているようにしか見えない。
取れるところから取っていない、つまり累進課税で富裕層から取れ、
と言っているようには見えるが。
内部留保を抱える企業と、税金を払わぬ富裕層。

努力したから金持ちになれる、何てのはごく一部の起業家だけ。
あとは、サラリーマン上がりで大企業の社長になって結構な報酬をもらうとか、
天下りと退職を繰り返す高級官僚ってとこではないのか。

そもそも国の財政が傾く原因の一部は、
やれオリンピックだなんだと、謎の巨額の投資が行われ、
何とか法人ができ、そこにすいあげられていった国税の無駄遣いにあるのではないか。
その何とか法人に天下りする官僚たち、、、

国税をまともに庶民に使って行けば、泉元明石市長のような善政ができるはず。

ということでこの新書には、途中まで賛成、
最後増税に目が向くのは反対。

この人誰なんだろ?日銀、日本総合研究所、、、

 

 



プロローグ 異次元緩和から9年、ついに現れた不穏な兆候
第1章 日本銀行に迫る債務超過の危機
第2章 我が国の財政運営に待ち受ける事態
第3章 異次元緩和とはどのようなものだったのか
第4章 欧米中銀との金融政策運営との比較でわかる日銀の“異端”さ
第5章 異次元緩和が支えたアベノミクスと残された代償
第6章 事実上の財政破綻になったら何が起きるか--戦後日本の苛烈な国内債務調整
第7章 変動相場制下での財政破綻になったら何が起きるか--近年の欧州の経験
第8章 我が国の再生に向けての私たちの責務