横浜の港湾を仕切るバリバリの自民党員である「ハマのドン」
自分が育てた菅首相(当時)
データアナリスト山中を立て市長選で菅の押す小此木を破り誘致撤
テレビ朝日の著者がドキュメントを製作し、映画になり、
自民党を愛し、菅を支援しハマのドンが、
それは先人への思い。
多くの人の人生を狂わせる賭博場にしたくなかった。
賭博にハマり、家庭を壊し、子供が泣く、
それを自民党は、
これに闘った。ドンは「私と菅の喧嘩」と言い切った。
・・・そうなんだよな。
今の自民党は、官僚は、金目のことばかり。
それも市民のことなんか考えちゃいない。
自分らの利権ばかり。天下り先ばかり。
何が右翼だよ、だ。保守だよ、だ。
ドンも、今の自民党はおかしい、という。
小泉あたりからそうなってきたのかな。
そのあと一度下野して安倍で復帰したときはそれが露骨になった。
まともな議論もせずに集団的自衛権などをガンガン通す。
学術会議のメンバーを説明もなく外す、、、
ちなみにこれは前回読んだ「ルポ大学崩壊」で、
学術会議が軍事研究をしないのがおもしろくないのだ。
軍事研究の必要性は私も感じる。
というか、議論ができないのが今の議員。
偏差値エリート官僚は百歩譲って議論はしなくてもいい。
議員は違う。議論をするために選ばれた人たち。
それが昨今の世襲議員は自分の考えをいえない。
それに引き換えハマのドンは相当の読書家ということもあり、
常に自分の言葉で語る。
だから人を惹き付ける。
当たり前のことだ。
田中角栄さんが評価されたのはまさに自分の言葉を持っていたから
いまそういう人はいないのかな。政治家にはならないのかな。
というわけでこれは凄い本。
映画も見てみたいな。
「i新聞記者ドキュメント」や「カメジロー」「A」「
マスゴミ、ばかりではないのだ。
それはそうと大阪IR誘致はどうなるのか。
こういう変なことをやっている維新の会、
軌道修正してほしいね。
第一章 保守の大親分が反旗を翻す
第二章 無党派市民の怒りとドンの宣戦布告
第三章 藤木幸夫とは何者か?
第四章 そして、決戦へ
第五章 闘い終えて、映画化へ