ロシアのクリミア、ウクライナ侵攻 中国の南シナ海支配 直近のこの事実だけでも、 日本が標的になる可能性があることは間違いない。 だから日本も備えなければいけない。 抵抗しなければ支配されてしまう。誰も助けてくれない。自分の国は自分で守ろう。 軍事技術を身に着けよう。そのためには金が要る。予算を増やそう。 著者の言うことはもっともだ。 唯一欠けている視点がある。 それは、すでに日本がアメリカに支配されている、ということ。 沖縄をはじめとする米軍基地でのアメリカの横暴。 そもそも大統領が来日するときでさえ羽田を通らず横田基地から入る、 ということだけでも国としては屈辱的なこと。 日本がアメリカの支配下にあること、属国であることの証左だ。 そういう状況で、 他国に助けてもらうためには自国で防衛を、というのは何かおかしい。 だったらまず大東亜戦争で日本を焦土にしたアメリカを追放し、 自国だけで防衛できる体制を作るべきだろう。 そしてその方法は、ミサイルや戦闘機をアメリカから大量に買うことではない。 普通のミサイルを何発撃ったって、数の論理で中国にかなうわけはない。 中国は都市の一つや二つ失ったところで痛くもかゆくもないはず。 今の一極集中の日本は東京が壊滅すれば、死ぬのだ。 抵抗する手段はおのずと一つしかない。 戦わない、という手段が意味をなさないことがはっきりした以上、 日本が海外に抵抗する手段はおのづと一つしかないではないか。 戦後日本のタブーを犯すのだ。 もっとも、今の政府の動きはある意味タブーを犯そうとしている。中途半端に。 日本学術会議で数名を認めなかったのも、戦争について肯定的な会議にしたいから。 そして、軍事費2%を目指している。増税で国民をいじめる結果になろうとも。 そこまでやるなら、アメリカを説得してでも違う方法で国を守るべきだろう。 アメリカのポチと化した政治家、官僚にできるわけはないが。 どうしたものか。。
プロローグ すでに戦争は始まった。日本侵攻は2027年か 第1章 ロシアはなぜあれほどウクライナに苦戦しているのか 第2章 ロシアは北方領土を返すつもりはない 第3章 北朝鮮のミサイルは東京を焦土にするか? 第4章 中国は台湾の次に尖閣を狙う。その時、日本は! 第5章 まったく新しい戦争と人間 第6章 世界平和実現を絵空事にしないために