文筆家である著者が、自分の父親が亡くなる前の「ネット右翼」的発言に辟易し、 その死後、父親の変節の原因を検証する、、、 そういう内容の新書かと思って読み進める。 確かに、ネット右翼の製造装置的なSNSやら雑誌やらの右傾コンテンツは世に溢れている。 それを求める父親の孤独も見て取れる。 そういう世の中の問題点に切り込む本に見せて、 実は自分探し、というか、自分と父親の関係性、確執、 あるいは自分の中のネット右翼忌避に気づき、 素直に父親を見ることができた、 という落ち。 むしろ社会問題的には、親とまっすぐ向き合って、親孝行、したいときには親は無し にならないよう 啓蒙することがメインのような気さえする。 なんだかもやもやする。 タイトルは明らか前者をあおっている。 当然そういう問題提起もしているのだろうが、まとめは違う。親子の確執。 こういうのはありなのかね。
第1章 分断 第2章 対峙 第3章 検証 第4章 証言 第5章 追想 第6章 邂逅

