中高生向けに書かれた本とのことだが、

これは、真山仁さんではないが、大人こそ読むべき本だ。

やれ嫌韓だの非国民だのとイデオロギー的に騒ぐことが日常化しているが、

ここに書かれている地政学、地球儀ベースの視点で世界を観れば、

それらの議論がナンセンスであることがよーくわかる。

 

正直私は少しは地政学がわかっているつもりだったが、教えられることが多かった。

 

1つは2日目の海底核ミサイル。

アメリカロシアの核、がどこに潜んでいるか知らなかった。

そして中国が南シナ海を占領しようとしているのも、同じ理由であるということも。

尖閣危うし、だ。

 

さらに5日目のアフリカの貧しさ。

欧米にいいように収奪されていて、ようやく独立を勝ち取ったものの、

定規で引いた線で国境を分けられれば民族が複数存在し、国としての求心力はなくなる。

そんな中で選ばれる政治家は、数の多い民族から声の大きいだけの適切でない人になる。

そういう人は折角の自国の資源から得た金を海外に流し、自分らに都合よく戻るようにする。

自国に投資すれば豊かになるものがならない、、

こんな仕組みと走らなかった。

だから中国がアフリカに金を落とすことが喜ばれるのだ。

 

しかし、、なんにしても中国。

海外に出ている中国人はスパイ活動を強制的にさせられる、と。

そりゃ凄いわ。

中国ルール。

 

30年前は日本の経済力は中国の比ではなかったのに、、、

経済力が力、というのは初日の話。

日本は米中に囲まれ、どう生きていけばいいのか。

経済力に裏打ちされた軍事力では到底かなわない。

どちらかにつくのか、両方につくのか、独立でいくのか、、、

難しすぎる現状

 

いずれにしてもいい本!

 

  • プロローグ カイゾクとの遭遇
  • 1日目  物も情報も海を通る
  • 2日目  日本のそばにひそむ海底核ミサイル
  • 3日目  大きな国の苦しい事情
  • 4日目  国はどう生き延び、消えていくのか
  • 5日目  絶対に豊かにならない国々
  • 6日目  地形で決まる運不運
  • 7日目  宇宙からみた地球儀
  • エピローグ カイゾクとの地球儀航海