40年近いの大前研一信者であるが、 正直言えば最近の大前さんの本はワンパターン化している気がしていて、 この本もあまり気が乗らなかった。 しかし! この本は違った。 いや確かに主張は今まで通りではあるが、 切り口を明確にし、日本の衰退の原因を3つに絞り、 それぞれの考察をしっかりしたうえで、いつもの大前節で締める、 という形をとった。 これはいい。 衰退の原因3つとは、目次にあるが、少子化、教育、国民国家。 少子化の分析は、私の日ごろの問題意識と同じ。 というかおそらく大前さんに相当刷り込まれているのだろうけれど、 戸籍、税制を変えない限りダメ。 子ども家庭庁の問題も、まだ統一教会が話題になる前だが、しっかり押さえてる。 教育、これこそ大前さんの真骨頂。 BBT大学から精鋭が排出され続けることを祈る。 〇×で試験を通った人間では使い物にならぬ、とズバリ。 自分は完璧、と思っているような人間は使えないよ。 そして国民国家。 一瞬何のことかわからなかったが、要は道州制。 中央集権は時代遅れ。 大前さんはずーっと言い続けているが、国は岩盤だ。 そして衰退している。 新潟県知事としてのRTOCS、いいねえ。佐渡まで橋を架ける。 そして九州圏の発展。 独立すればいいのだ。何も見えてない東京などから。 そういえば少子化のところでも、 沖縄は少子化になってない、という話が。 教育に金をかけないことがおーさらいずされれば産めるのだ。 東京は少子化のブラックボックス。 若い女性を吸い込み、子供を産ませない。 この狂った歯車を正すにはどうすればいいのか。 やはり教育かなあ。 電車の中で多くがスマホでゲームをしているようではだめだよ。
序章〈経済政策〉日本人の給料を上げるには何をすべきか ◆検証1 「令和版 所得倍増計画」は幻想である ◆検証2 安すぎるニッポン~「悪い円安」「賃金安」の脱し方 ◆検証3 岸田政権「愚策の研究」~賃上げ企業優遇は「最悪手」 第1章 少子化対策―「18年前倒し」で加速する人口減少をどう止めるか― 基調セミナー 少子化問題―日本の3大問題(1)― ◆提言1 「子育て優遇税制」や「親子同居税」という発想を ◆提言2 新設される「こども家庭庁」はどこがダメか ◆提言3 「移民」政策はどうあるべきか 第2章 教育改革―文部科学省による前時代的教育をいかに変えていくべきか― 基調セミナー 教育問題―日本の3大問題(2)― ◆提言1 21世紀人材をつくる大前流「大学入試改革」案 ◆提言2 文科省任せにしない! 「考える力」の磨き方 ◆提言3 古文・漢文の授業のような英語教育はもうやめよ 第3章 新・地域国家論―もはや国全体が繁栄することはありえない― 基調セミナー 国民国家問題―日本の3大問題(3)― ◆提言1 「もし私が県知事だったら…」地方を活性化する構想力 ◆提言2 「道州制の先駆」としての「九州」の可能性を考える ◆提言3 これからの地方リーダーに必要な「4つの力」 終章〈デジタル改革〉マイナンバーカードはゼロからつくり直せ ◆検証1 「日本のDX」がうまく行かない理由 ◆検証2 「デジタル庁」の問題点を総ざらいする ◆検証3 「官僚の劣化」からいかに脱するか エピローグ いま求められる「参謀」の条件 日本にも「参謀」が必要/ 一流のリーダーには「忖度」も「ワンマン」もない/ 岸田政権の本質は「新しい社会主義」/ 経産省や日銀も迷走を助長

