出井さん年取ったなーというのが第一印象。
そして対談を読み進めるうちに、
彼の考え方が新しいことに関心。

彼をソニーのトップに選んだのは間違いではなかったのだと再認識。
しかし、彼の考えで会社をかじ取りするにはソニーが大きくなり過ぎていた、
ということなのだろうか。
当時経営は最悪だったわけで。

・・・・この本にもあるが、ソニー、日立といった、どん底を味わった企業は今再建している。
東芝の様に何となく乗り切っていた会社は今や瀕死の状態。
思えば国でもお隣韓国はIMFの管理下に入るほど最悪な時期があったのだが、今や勢いがある。
日本と似たような立場にいるはずだが、給与水準などは日本をはるかに上回っている。

高度成長で成功し、バブルを体験した日本は、その後どうしていいかわからないまま無為に30年を過ごしてしまった、
ということか。
バブルの処理が、TOOBIG TOOFAILで、つぶすべき会社を生き残らせたものだから、サラリーマン経営者は保身に走り、
大企業の多くは成長を止めてしまった。
新興企業はあるにはあるが、今度は硬直した官僚たちの政策のせいか、はたまた日本の教育のせいか、そんなに伸びてこない。

でもどっこい、出井さんの周りには、こんな素敵な人たちがいる、というのがこの対談集。
希望を持っていきたいものだ。

 

はじめに
序章 日本の「春」は「個」から始まる
第1章×冨山和彦
第2章×土井香苗
第3章×EXILE HIRO
コラム 世界のトップ経営者が、私に語ったこと
第4章×森川 亮
第5章×慎 泰俊
第6章×YOSHIKI
おわりに

冨山和彦 日本共創プラットフォーム社長
東京一極集中は開発途上国モデル
地方再生で、日本の元気を取り戻す

土井香苗   ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表
人権意識が社会の共感を集めて
閉塞感を打破し、世界秩序をもたらす

EXILE HIRO   LDH JAPAN会長
エンターテインメントの中心はアジアへ
経営的発想を持つアーティストを育てる

森川 亮   C Channel社長
個人が動画でモノを売る時代になっている
コンテンツはデータを解析して作る

慎 泰俊   五常・アンド・カンパニー代表
日本初のマイクロファイナンスを企画
インドで金融サービスを磨き上げる

YOSHIKI   ミュージシャン
サステナビリティーに強い関心
エンターテインメントの可能性を探っている