手配したのは少し前だったが、なんというタイミングで入手し、読むことになったことか。
ロシアのウクライナ進行。これはまさに戦争。
その渦中でこの本を読むと、どうしたって同時並行で、ウクライナに思いを馳せながら、ということになる。

この本の主題は、これまでの戦争経験から次の戦争を予測することは無理、というもののようだ。
人類の歴史における戦争を追いながら、人々が次をどう考えてきたかを分析している。
そして予測は不可能だが、分析することに価値がある、と、なんとも微妙な結論。

次々新しい技術が出てくる。古くは戦闘機、原爆も戦争の形を変える新技術だったわけだし、
今もサイバー、ドローンがその役割を果たしている。
SNSによりデマ拡散を防ぐというのもある。

ただ、この本の中でも随所にロシア、プーチン、ウクライナという言葉は出てきている。
今回の戦争は起こるべくして起こったのだ。
プーチンSNSの力で失脚するのかしないのか、まさに進行形だ。

分厚い本だったが、読みもしない脚注がまた分厚かった。これはネットで読ませればよい。

 

日本語版へのまえがき
イントロダクション 次に来る戦争のリスク

第一部
第一章 決戦
第二章 勝負のつかない戦い
第三章 不和の家
第四章 残酷さによる勝利
第五章 平和の失敗
第六章 総力戦
第七章 恐怖の均衡
第八章 抜け出せない核時代
第九章 突然の平和

第二部
第一〇章 戦争の科学
第一一章 死者を数える
第一二章 民主制度と戦争
第一三章 新しい戦争と失敗国家
第一四章 古くからの憎悪と「資源の呪い」
第一五章 介入
第一六章 対反乱から対テロへ
第一七章 対テロから対反乱へ
第一八章 野蛮行為の役割
第一九章 防止策ではなく治療法

第三部
第二〇章 ハイブリッド戦争
第二一章 サイバー戦争
第二二章 ロボットとドローン
第二三章 メガシティと気候変動
第二四章 迫り来る戦争
第二五章 「次の戦争」の未来