コロナ禍をテーマにした本かと思えばさにあらず。

コロナが浮き彫りにした現代社会の問題点を、世界的規模で語っている。

各章のタイトルはなんだか象徴的。

 

序章は感染症の歴史に真正面から。

1は経済発展の中で感染症対策が後回しにされてきたこと

2は大きな政府、小さな政府の議論といえばいいか。ルーズベルト大統領。

3は至上主義の限界

4は専門家を否定する昨今の政治家に一石。トランプ大統領しかり、安倍首相菅首相しかり。

5はAIが人々の仕事にとって代わること

6は 人間は都市でなければ完全な存在になれない

7は先進国、後進国間の格差。昔から搾取して反映するものはより反映してきた

8は人は移動するということ

9は米中

10は自国第一主義を唱えたトランプへの意見

終章でポストコロナのためにも世界規模の集団意思決定が必要であることを訴える。

 

なかなか広い。

専門家の意見を聞かない政治家、官僚って何なんだろね。

もっとも専門家であることをどうやって証明するのかはよくわからない。

ただ少なくともトランプや安倍のように何の知識もないのに自身の、あるいは取り巻きの意見で

国を動かすのは勘弁してほしい。これは間違いない。

 

 

 

序 章 コウモリ効果
LESSON 1 シートベルトを締めよ
LESSON 2 重要なのは政府の「量」ではない、「質」だ
LESSON 3 市場原理だけではやっていけない
LESSON 4 人々は専門家の声を聞け、専門家は人々の声を聞け
LESSON 5 ライフ・イズ・デジタル
LESSON 6 アリストテレスの慧眼――人は社会的な動物である
LESSON 7 不平等は広がる
LESSON 8 グローバリゼーションは死んでいない
LESSON 9 二極化する世界
LESSON 10 徹底した現実主義者は、ときに理想主義者である
終 章 運命は決まってなどいない