NHKでドラマ化されたペット探偵が書いた新書。 依頼の7割は無事見つけるというからすごい。 それ以前に著者の生い立ちが凄い。 子供時代から昆虫などに興味があり、でも成績はオール1、 中学で不良になり、野宿を繰り返す。 卒業後真面目に働くが続かず、いろいろな職に就く中、 「ペット探偵」という天命が夢から降りてきて、 東京でこの仕事を始める。 野宿屋いろいろな仕事の経験が役に立つ、、、 飼い主から感謝される なかには亡くなって発見される場合もあるが、それでも感謝される、、 不思議な仕事だ
はじめに 第1章 空き巣事件に遭った20歳のネコ 聞き取れない電話/ セコムをかけ忘れて/ ネコ専用のお部屋/ 室内ネコの「脱走パターン」 「そのネコを見ましたよ」/ 縁の下で光った目/ やさしい手助けと電話で 第2章 引越し翌日に消えた兄妹ネコ 森に棲むネコ/ 敷地から外に向かって呼んでみる/ 引っ越しした翌日に/ ネコになって現場を見る 必ず地図とチラシを持って/ イヌは「線を押さえる」、ネコは「面をつぶす」/ 10件もの目撃情報 とんでもない捜索料金/ 「この子ですか? 動画があります」/ 待っていた奥さんの一言 奇跡は続く 連れてきた責任がある 第3章 留守中「いなくなった」ヨークシャー・テリア テレビ局の密着取材/ イヌは潜まず、どんどん離れていく/ まずはいつもの散歩コースを 運ばれたか、隠されたか/ 20キロ先からの電話/ 身近な人によるペット誘拐/ 「手放してもらう」ための情報戦 第4章 天井裏に飛び込んだネコ 大事なネコが屋根裏へ/ 仕掛けた水と餌は/ 食い違う捜索方針/ 臆病で警戒心が強いバニラ 普段与えない「から揚げ」を/ 2週間も飲まず食わず?/ 床に染みた血だまり/ ついに見つかったバニラ 「しがみついて離れない」ネコ/ 「もう家族を失いたくない」 第5章 「ペット探偵」への道 ようやく入った新スタッフ/ ペット探偵の難しさ/ 本職は人間の探偵/ 生き物が友だちだった 「ヒロちゃんと遊んだらダメよ」/ 路上生活する中学生/ 「あいつを家に連れてこい」/ フランス料理のウェイターに 沖縄のクルマエビ漁師に/ 生き物たちに教わった知恵/ ペットレスキュー始動/ 川に落とされたネコ この仕事をするには冷たい人間/ 暗闇の中で見える光 第6章 3度いなくなったロシアンブルー 闘病する妻を支えてくれた/ 「どうかソラを見つけてくださいね」/ 去勢していない場合の行動パターン このネコは普通じゃないな/ パーキングエリアで行方不明/ 高速道路の下のトンネルを/ 駅をふらふら歩くネコ 「またいなくなったんですよ」/ 「本当はお返ししたくないんですよ」 第7章 災害で置き去りになるペットたち ペットにも東日本大震災が/ 飼い主を待つイヌ/ すさまじい形相のネコ/ 南相馬市からのレスキュー依頼 「私はカズを置いて行けない」/ ペットとの「同行避難」/ ペットのための防災対策/ 家族全員で「避難訓練」を 第8章 マンション6階から逃げたネコ 「主人を探しに行ったに違いありません」/ マンション内の捜索ポイント/ 「ネコちゃん、見たんですよ」 予想もしない急展開/ 「迷子捜しマニュアルブック」の発表/ 畑に現れた黒猫 「こんな情報が来たんですが」/大通りを2本渡った先のお宅に/ 経験に学びながら おわりに