インディアンが酷い扱い、迫害を受けたことは知っていたが、
ラスベガスのカジノで一大勢力を持っているとは、
著者のインタビューを聴くまでまったく知らなかった。

その背景にはアメリカが彼らを国民として扱わなかったことに
端を発する、いい意味でも悪い意味でも。
非課税区域なのだ。

まずたばこ販売で非課税で優位にたち、
それがカジノへと展開していく。
インディアンの生活の原資に欠かせないものになっていく、、

それにしてもキリスト教の傲慢さ。
自分たちと違うものを排除迫害しても何とも思わないおぞましさ。
この考えが大東亜戦争で日本の非戦闘員を大虐殺させる
エネルギーになったことは想像に難くない。
東京大空襲、広島、長崎、、、
忘れてはいけない。
インディアンの迫害と根は一緒だ。

 

 

第1章 「インディアン」とは何か
第2章 アメリカの建国
第3章 アメリカの良心の揺らぎ
第4章 カジノとインディアン
第5章 インディアン・カジノ時代の到来
第6章 インディアンの自画像
第7章 インディアンはどこへ行くのか