ふりがなの多い子供向けの本とはあるがどうしてどうして。
十二分に楽しめた。
副題は「国語辞典はこうつくる」

三省堂国語辞典第七版の編纂者の一人である著者が、
子供時代をいかに過ごし、日常生活でどうやって言葉に触れ、
そして辞典編纂にかかわったか、
をわかりやすく丁寧に紹介している。

「その言葉は間違っている」
と言ってしまうのは簡単。
その言葉には生まれた理由があるはず、
と、温かい目で見守る著者の姿勢には好感が持てる。

ことばハンター、、、変な訳し方をすると「言葉狩り」になってしまう。
決してそういう意味ではない。
「下北ロール」のロールとは何か、それがことばハンターなのだ。
ロールがロールケーキを意味するなんて、
ちょっと前の国語辞典には書いてないのだ。
言葉は変化する。
それを楽しむ。

この本のエピソードを借りれば、「ふつうにやばい」本だ。

 

 

プロローグ ことばが好きで、しかたがない! 

 第1章 ワードハンティングに出かけよう 

(国語辞典でことばを引いてみると 「やばい」の新しい意味が国語辞典に ほか)

 

 第2章  国語辞典を作る人になりたい 

(家で本を読んでいたほうが 読みたい本を手当たりしだいに ほか)  

 

第3章 ことばの説明ってどう書くの? 

(編集委員にはなったけれど 辞書によってちがう「アイガモ」 ほか)  

 

第4章 みんなに信頼される相談相手 

(紙の辞書、使う人いるんですか? インターネットがあれば十分? ほか)