父親譲りのスピーチ力で聴衆をひきつける四世進次郎、
というイメージがあるが、
そんな薄っぺらなものじゃない、
努力し、学び、今の立場を築いてきた、
ということが書いてある新書。
親自民の産経系のフジテレビ社員が書き、扶桑社が出した本ではあるが、
実際のニュースと矛盾はなく、
進次郎くん、着々と足場を固めている、
という印象を強く持った。
特に農業改革の真摯な姿は、
日本の未来を考えればこその、
バランスのとれた意見を言っている。

が、それはこれまでのこと。
若手代議士としてはそれでよかったが、
安倍3選なるかどうかのタイミングでは、
次期総裁候補、首相候補としての責任が出る。

今回の総裁選でどういう立場をとるか、
自民党の強行採決にどういう反応をするか、
その行動が試されるときだ。
いっそ今回立候補しちゃえば、
案外勝つんじゃないのかな。
あ、もう遅いか。7日告示、間に合うか!

安倍さんにも以前は期待した。
新しい考えを持っていた。
でももう長い。
頭を変えましょう。


プロローグ マンハッタンの夜空に巨星が上がった
第1章 決意 2004年~@ニューヨーク
第2章 覚醒 2006年~@ワシントンD.C.
第3章 挑戦 2009年@初選挙
第4章 希望 2011年~@復興支援
第5章 克己 2015年~@農業改革
第6章 試練 2016年~@人生100年時代
第7章 結集 2018年~@2020年以降の経済社会構想会議
第8章 進化 2021年@総理への道
エピローグ 「日本のために何ができるのか。答えが政治家の道だった」

コラム「石破茂、進次郎を語る」「メディアと進次郎」「経済界と進次郎」「『選挙無双』進次郎のスピーチ力」