「台風が過ぎたのに、風は強いし

雨も降ったりやんだりだね。」

と、夫が部屋に入ってくるなり

言いました。

 

 

「雨が降らなくて

ものすごく暑かったですが、

今度は台風でしたね。

気候が変わってきて

しまいましたよね。」

と、私が答えました。

 

 

「で、今日は何のオーラを観るんだい?」

と、夫が麦茶を飲みながら

尋ねました。

 

 

「今日はワニのオーラを

観ることにしました。

以前恐竜を観たので、

現代の爬虫類の方はどんなだろうと

思ったんです。」

と、私が答えました。

 

 

「こんなオーラなんです。」

と、私。

 

 

 

「これはまた、はっきりした色合いだよね。

どんな意味があるんだい?」

と、夫が訊きました。

 

 

「上の黒い層は、

外からの干渉を遮る『防御的な意識』や、

感情の表面化をしない意志の強さ、

抑圧された力を表します。」

と、私が話しました。

 

 

「ワニってさ、水中でじっと動かずに

獲物を待ち伏せするよね。

そんなことを表しているのかな?」

と、夫が言いました。

 

 

「そうですね、姿を見せずに潜む攻撃力が

反映されていると思います。」

と、私が答えました。

 

 

「じゃあ下のオレンジというか、

黄土色はどんなことを表しているんだい?」

と、夫が尋ねました。

 

 

「この黄土色は、

生存本能に忠実な力や、

ずっと受け継がれてきた習性を

表すことが多いです。」

と、私が説明しました。

 

 

 

 

 

「ワニってさ、ずいぶん昔からいるだろう。

太古の知覚とか、本能的な知恵なのかね。」

と、夫が感心して言いました。

 

 

「そして黒のオーラと黄土色の間が、

水面みたいに揺らいでいるでしょう?

潜在力と行動の間や

静と動の切り替えライン

なのかもしれません。

ワニって水面には、

ほとんど姿を見せないけれど、

一瞬で動くでしょう?

そんなタイミングの見極めを

表しているのかもしれませんね。」

と、私が続けました。

 

 

「静かな補食者は生き残るための知恵と、

感情の抑制力を持っているんだね。

そんなワニも、人間にかかったら

ハンドバックにされちゃうかも

しれないんだから

気が抜けないよね。」

と、夫が苦笑いしながら言いました。