「今日は誰のオーラを、観るんだい?」

と、夫が訊きました。

 

 

「ダ・ヴィンチとミケランジェロの作品を

観てきたので、

ロダンはどうだったか

観てみようと思います。」

と、私が答えました。

 

 

「まず、ロダン自身のオーラを

観てみますね。」

と、私が続けました。

 

 

「ロダンって言えば『考える人』で有名だよね。

あとは、『地獄の門』かな。

で、どうだったんだい?」

と、夫。

 

 

「こんなオーラです。

すごく変わっていますよ。」

と、私が夫に説明しました。

 

 

 

 

 

 

「これって、どう判断したら良いんだい?」

と、夫が訊きました。

 

 

「まず、上から出ているオーラを

神的存在と考えるなら、

ロダンは卓越した才能を、

与えられていたと思いますよ。

よく『ギフト』って言いますよね。

でもそれ以上に彼は、

『我』が強いんだと思います。

右から大きくて強いオーラが出ています。」

と、私が話しました。

 

 

「それって、どういう事なんだい?」

と、夫が尋ねました。

 

 

「右からのオーラは、

赤とオレンジ色のオーラに

黒のオーラが入っているんです。」

と、私が答えました。

 

 

「黒のオーラが入っていると、

どんな意味が出てくるんだい?」

と、夫。

 

 

「黒のオーラは、

プラスに働くとカリスマ性を持ちます。

赤やオレンジのオーラが持つ実行力も、

強めると思いますよ。

でもマイナスに働くと、

自分の心に矛盾や葛藤を

抱えやすいんです。」

と、私が答えました。

 

 

「『ギフト』を持ちながら、

より強い自我を持つロダンの作品が

どんなオーラなのか、

観てみますね。」

と、私が言いました。

 

 

「じゃあ、『考える人』のオーラだね。」

と、夫が言いました。