「イエローストーンが、

黄色いオーラがポヤポヤ出ているだけで

噴火しそうもない様子なので、

安心したよ。」

と、夫が言いました。

 

 

「そうですね。

噴火のサイクルからすると、

まだ大丈夫なんでしょうね。」

と、私が言いました。

 

 

「そうなると、

富士山の赤いオーラの意味が

まだ分からないよね。」

と、夫が言いました。

 

 

「では、今度は『谷川岳』のオーラを

観てみますね。」

と、私が言いました。

 

 

「『谷川岳』かい?

新潟県と群馬県の県境にあるんだよね。

たしか遭難者数が、

ギネスに載っているんだろう?」

と、夫が話しました。

 

 

「そうなんです。

ギネスに載るほど

遭難事故が多いんですよ。

活火山ではないと思います。

噴火したっていう話は、

聞いたことがないですね。」

と、私が言いました。

 

 

「そして谷川岳のオーラはこれですよ。」

と、私がオーラの絵を見せました。

 

 

 

 

 

「これって、富士山のオーラでは

ないのかい?

ソックリな気がするんだけれど。」

と、夫が驚いたように言いました。

 

 

「谷川岳のオーラです。

ソックリでしょう?

谷川岳はもともと信仰の山で、

谷川富士浅間神社の主神は

コノハナサクヤヒメなんです。」

と、私が話しました。

 

 

「そうなると、

コノハナサクヤヒメが

このオーラに共通してるのかな?」

と、夫が訊きました。

 

 

「同じオーラが出てきましたが、

谷川岳は活火山ではないので

噴火はちょっと考えづらいですよね。

桜島は噴火している山ですが、

オーラは下から出てきました。

この赤いオーラは、

コノハナサクヤヒメのオーラ

なんでしょうか?」

と、私が話しました。

 

 

「どうなんだろうね。

俺も分からないよ。」

と、夫が答えました。

 

 

「では、他の女神さまがいると言われる

火山のオーラを観てみましょうか?」

と、私が提案しました。

 

 

「どこの山を観てみるんだい?」

と、夫が身を乗り出しました。

 

 

「ハワイのキラウエア火山です。

ペレという女神様が

いらっしゃるので有名ですよね。」

と、私が答えました。