「『お市の方』と『濃姫』のオーラを、

観てみたんですよ。」

と、私が言いました。

 

 

「俺には『お市の方』と『濃姫』の関係が、

良く分からないよ。」

と、夫が言いました。

 

 

「『お市の方』は織田信長の妹です。

『濃姫』は諸説ありますが、

信長の奥さんですね。」

と、私が答えました。

 

 

「織田信長のオーラに驚いたので、

妹と奥さんのオーラも見ることにしたんですよ。」

と、私が続けました。

 

 

「確かに織田信長のオーラに、

ピンク色があったので驚いたよ。

それで彼女たちのオーラは、

どうだったんだい?」

と、夫が訊きました。

 

 

「では、濃姫のオーラから説明しますね。

彼女のオーラは、中心が黄色で一番外側が青なんです。」

と、私が答えました。

 

 

「そのオーラはどんな意味があるんだい?」

と、夫がまた訊きました。

 

 

「中心が黄色なので、

コミュニケーションが得意だったと思います。

誰とでも話を合わせることが出来ますし、

相手の気持ちや感情を読み取るのが得意です。

ポジティブで人生を楽しめる人だったと思いますよ。」

と、私が話しました。

 

 

「それでいて、一番外側が青ですから

すごく思慮深くクールに見えたでしょうね。」

と、私が言いました。

 

 

「なるほどね。

クールに見えるけれど、

人の気持ちをそらさない会話術を

持っていたんだね。

すごく魅力的な大人の女性だよね。」

と、夫が言いました。

 

 

「お市の方は中心が青で、

一番外側がピンクなんです。」

と、私が言いました。

 

 

「織田信長も外側がピンクだったよね。

妹もピンクなのかい?」

と、夫が驚いて訊きました。

 

 

「そうなんです。

その上、観ていたら寝たんですよ。」

と、私が答えました。

 

 

「妹も寝たのかい?

じゃあ彼女も、

現代に生きているってことなのかい?」

と、夫が慌てて訊きました。

 

 

「そうだと思います。

織田信長も妹も、

現代に生きているんだと思うんですよ。」

と、私が言いました。

 

 

「それで、オーラも兄妹似ているよね?」

と、夫が言いました。

 

 

「確かに似ていますね。

お市の方は中心が青ですから、

思慮深くて内向的です。

そして一番外側がピンクですから、

人一倍子供を守る気持ちが強かったんです。

すごく愛情が深いんです。

その上、可愛いものが好きですね。

お市の方はすごく美人だったそうです。

ピュアで守ってあげたくなる

ふわふわ系女子だったんです。」

と、私が話しました。

 

 

「どちらの女性もすごく魅力があるよね。

戦国時代って、

女子力が高いんじゃあないかと思ったよ。」

と、夫が言いました。

 

 

「そうですね。

戦国時代の女性たちも、

自分の持っている力を使って

時代を作っていったのだと思いますよ。」

と、私が言いました。