「中学生の私が姓名判断を勉強し始めたとき、

疑問に思ったことを話しますね。」

と、私が言いました。

 

 

「どんなことが疑問だったんだい?」

と、夫が訊きました。

 

 

「この世には同じ名前の人が何人もいますよね。

『同じ名前ならば運勢も同じなのか?』ですよ。」

と、私が言いました。

 

 

「そうだね。

俺の同級生にも同じ名前のやつがいたよ。

すぐ近くで、同じ日に生まれたやつもいたしさ。」

と、夫が言いました。

 

 

「それで同じ名前の人は、同じような人生ですか?」

と、私が訊きました。

 

 

「いや、まったく違う人生だよ。」

と、夫が答えました。

 

 

「同じ字画なのに、

なんでそんなに運勢が違うんだろうって

思ったんです。」

と、私も言いました。

 

 

「それで、師に訊いたんです。

どうしてそんなに違うんですかって。」

と、私が続けました。

 

 

「で、先生は何て言ったんだい?」

と、夫が訊きました。

 

 

「『環境と本人の努力の差だ』と言われました。

例えば、政治家になるなら政治家の家に生まれる方が

ずっと有利ですよね。

でもその有利さに胡坐をかいて努力しなければ、

どんなに強い運勢を持っていても、

政治家として大成しないでしょう。

特に努力は、運勢にすごく影響すると言われました。

自分が置かれた立場で、どれほど努力していくかに

懸かっているんだということです。」

と、私が答えました。

 

 

「そしてまた、

『大吉は大凶に通じ、吉は凶に通じる』

と、言われたんです。」

と、私が続けました。

 

 

「『大吉は大凶に通じ、吉は凶に通じる』って言うのが、

どんな意味なのか教えてくれるかい?」

と、夫がまた訊きました。